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【有声日语文学作品】6 ごん狐②
关键词:小川 網 黒子 ごんは、村の小川の堤まで出て来ました。あたりの、すすきの穂には、まだ雨のしずくが光っていました。川は、いつもは水が少いのですが、三日もの雨で、水が、どっとましていました。ただのときは水につかることのない、川べりのすすきや、萩の株が、黄いろくにごった水に横だおしになって、もまれています。ごんは川下の方へと、ぬかるみみちを歩いていきました。 ふと見ると、川の中に人がいて、何かやっています。ごんは、見つからないように、そうっと草の深いところへ歩きよって、そこからじっとのぞいてみました。 「兵十だな」と、ごんは思いました。兵十はぼろぼろの黒いきものをまくし上げて、腰のところまで水にひたりながら、魚をとる、はりきりという、網をゆすぶっていました。はちまきをした顔の横っちょうに、まるい萩の葉が一まい、大きな黒子みたいにへばりついていました。 阿权一直跑到村里的小河堤上。四周的狗尾巴草上还挂着晶莹闪亮的雨珠。河边的狗尾巴草和胡枝子的茎秆平时从来是浸不到水的。现在却也被浊黄的积水冲得倒向一起,显得零乱不堪。 阿权沿着泥泞的小路朝小河的下游走去,突然看见有个人站在河里正干着什么。阿权怕他发现,便悄悄钻进草地,一动不动地躲在那里窥视着外面的动静。 噢,是兵十呀!阿权想道。兵十将身上那件黑色破和服的下摆朝上卷起,浸在齐腰深的水中,晃动着一张捕鱼用的网。他头上缠着布巾,一片圆圆的胡枝子叶儿贴在一边脸上,就像一粒大大的黑痣。 这篇材料你能听出多少?点击这里做听写,提高外语水平>>
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有声日语文学作品:1 和尚さんと小僧①
关键词:小僧 和尚 仏壇 大そうけちんぼな和尚さんがありました。何かよそからもらっても、いつでも自分一人でばかり食べて、小僧には一つもくれませんでした。小僧はそれをくやしがって、いつかすきを見つけて、和尚さんから、おいしいものを召し上げてやろうと考えていました。 ある日和尚さんは檀家から、大そうおいしいあめをもらいました。和尚さんはそのあめをつぼの中に入れて、そっと仏壇の下にかくして、ないしょで独りでなめていました。 ところがある日、和尚さんは、用事があって外へ出て行きました。出て行きがけに、和尚さんは小僧にいいつけて、「この仏壇の下のつぼには、だいじなものが入っている。見かけはあめのようだ
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有声日语文学作品:5 ごん狐①
城堡,据说这里住着一位姓中山的老爷。 离这中山城堡不远的山里,住着一只名叫阿权的小狐狸。阿权没有亲人,在那长满羊齿草的森林中打了一个地洞当自己的家。不管是夜晚还是白天,它都常跑到附近一带的村子里,有时将地里的山芋刨得乱七八糟,有时在晒着的油菜秸秆上放把火,有时又将农民家后门口挂的辣椒揪下来。总之,它尽干各种淘气的事。 这年秋天,有一次接连下了两三天雨,弄得阿权没法出去玩,只好在洞里蹲着。天一晴它就像得救似地爬出洞口。洞外万里碧空,不时传来伯劳鸟一阵阵唧唧的叫声。 这篇材料你能听出多少?点击这里做听写,提高外语水平>>
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【有声日语文学作品】9 ごん狐⑤
关键词:お百姓 家内 墓地 十日ほどたって、ごんが、弥助というお百姓の家の裏を通りかかりますと、そこの、いちじくの木のかげで、弥助の家内が、おはぐろをつけていました。鍛冶屋の新兵衛の家のうらを通ると、新兵衛の家内が髪をすいていました。ごんは、 「ふふん、村に何かあるんだな」と、思いました。 「何だろう、秋祭かな。祭なら、太鼓や笛の音がしそうなものだ。それに第一、お宮にのぼりが立つはずだが」 こんなことを考えながらやって来ますと、いつの間にか、表に赤い井戸のある、兵十の家の前へ来ました。その小さな、こわれかけた家の中には、大勢の人があつまっていました。よそいきの着物を着て、腰に手拭をさげたりした女たちが、表のかまどで火をたいています。大きな鍋の中では、何かぐずぐず煮えていました。 「ああ、葬式だ」と、ごんは思いました。 「兵十の家のだれが死んだんだろう」 お午がすぎると、ごんは、村の墓地へ行って、六地蔵さんのかげにかくれていました。いいお天気で、遠く向うには、お城の屋根瓦が光っています。墓地には、ひがん花が、赤い布のようにさきつづいていました。と、村の方から、カーン、カーン、と、鐘が鳴って来ました。葬式の出る合図です。 过了十来天,阿权走过农民弥助家的屋后时,看见弥助的妻子正在无花果村下染牙齿①;它又走过铁匠新兵卫家的屋后时,看见新兵工的妻子正在梳头。 嗯,村里有什么事了吗?阿权思忖道:是什么呢?是秋祭②吗?那应该听到大鼓和笛子声呀,更何况店铺还应挂旗子呢。 阿权边想边走,不知不觉间已来到门口有个红色井台的兵十家的门前,看见许多人聚在那又小又破的屋里。一些穿着日本式礼服,腰间挂着布手巾的妇女在门口的灶前烧火。大锅里咕嘟咕嘟地煮着什么。 啊,是葬礼呀!阿权想道:兵十家谁死了呢?天一过晌午,阿权便跑到村上的墓地,躲在地藏菩萨塑像的背后。今天天气真好,远处城堡的顶瓦在阳日光下闪闪发光。墓地上,石蒜花竞相开放,恰似给地上铺了一层红布。这时,村子那边传来了钟声,这是出殡的信号。 这篇材料你能听出多少?点击这里做听写,提高外语水平>>
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【有声日语文学作品】5 ごん狐①
城堡,据说这里住着一位姓中山的老爷。 离这中山城堡不远的山里,住着一只名叫阿权的小狐狸。阿权没有亲人,在那长满羊齿草的森林中打了一个地洞当自己的家。不管是夜晚还是白天,它都常跑到附近一带的村子里,有时将地里的山芋刨得乱七八糟,有时在晒着的油菜秸秆上放把火,有时又将农民家后门口挂的辣椒揪下来。总之,它尽干各种淘气的事。 这年秋天,有一次接连下了两三天雨,弄得阿权没法出去玩,只好在洞里蹲着。天一晴它就像得救似地爬出洞口。洞外万里碧空,不时传来伯劳鸟一阵阵唧唧的叫声。 这篇材料你能听出多少?点击这里做听写,提高外语水平>>
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【有声日语文学作品】3 和尚さんと小僧③
关键词:御法事 留守番 団子 ある日、和尚さんは、御法事に呼ばれて行って、小僧が一人でお留守番をしていました。お経を読みながら、うとうと居眠りをしていますと、玄関で、「ごめん下さい。」 と人の呼ぶ声がしました。小僧があわてて、目をこすりこすり、行ってみますと、お隣のおばあさんが、大きなふろしき包みを持って来て、「おひがんでございますから、どうぞこれを和尚さんに上げて下さい。」 といって、置いて行きました。小僧はふろしき包みを持ち上げてみますと、中から温かそうな湯気が立って、ぷんとおいしそうな匂いがしました。小僧は、「ははあ、おひがんでお団子をこしらえて持って来たのだな。これを和尚さんにこのま
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【有声日语文学作品】1 和尚さんと小僧①
关键词:小僧 和尚 仏壇 大そうけちんぼな和尚さんがありました。何かよそからもらっても、いつでも自分一人でばかり食べて、小僧には一つもくれませんでした。小僧はそれをくやしがって、いつかすきを見つけて、和尚さんから、おいしいものを召し上げてやろうと考えていました。 ある日和尚さんは檀家から、大そうおいしいあめをもらいました。和尚さんはそのあめをつぼの中に入れて、そっと仏壇の下にかくして、ないしょで独りでなめていました。 ところがある日、和尚さんは、用事があって外へ出て行きました。出て行きがけに、和尚さんは小僧にいいつけて、「この仏壇の下のつぼには、だいじなものが入っている。見かけはあめのようだ
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【有声日语文学作品】29 銀河鉄道の夜(1)
有人说它像一片牛奶流淌后留下的痕迹——这白茫茫的一片究竟是什么东西,你们知道吗?”黑板上挂着一张漆黑漆黑的星空图,老师指着贯穿上下的一条白蒙蒙的东西问大家。 柯贝内拉立刻举
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【有声日语文学作品】16 ごん狐(12)
进了他家。这时,兵十一抬头:呀,家里跑进一只狐狸!上次偷我鳗鱼的狐狸阿权又来捣蛋了! “好啊!”兵十站起身,拿下挂在库房的火绳枪,装上火药,然后蹑手蹑脚地靠上前去,一枪打中了正要跑日出门来的阿权。 兵十跑了过来,一下看到进门处放着一堆栗子,不禁吃惊地将目光落在阿权身上。 “呀,一直给我送栗子来的是你吧,阿权?” 阿权闭着眼睛,无力地点点头。 兵十手中的火绳枪哐当一声掉到地上,那枪口还冒着缕缕青烟。 这篇材料你能听出多少?点击这里做听写,提高外语水平>>
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【有声日语文学作品】12 ごん狐⑧
怔地在想着什么。奇怪的是兵十的腮帮子上还带着点伤。正在阿权猜想他受伤的原日因时,只听兵十喃喃嘀咕道: “到底是谁把沙丁鱼扔进我家来的呢?结果让我被鱼贩子当贼好揍了一顿。” 阿权一听,心想:这下可糟了,可怜的兵十准是被鱼贩子揍得落下伤来的吧?它边想边悄悄绕到仓房那边,将栗子放在门口,便回去了。 后来,阿权又接连两天采了栗子送到兵十家去。再后来,它不但送栗子,每天还送两三个蘑菇去。 这篇材料你能听出多少?点击这里做听写,提高外语水平>>