全面了解 低保对象

市役所の前に並ぶ中高年男性らの姿がテレビ画面に映る。顔にはモザイクがかかっている。やがて扉が開き、人々はドッと中に入っていく。カウンター越しの現金受け渡し。すると画面が切り替わり、パチンコ店や酒場の資料映像が……

在市政府办公楼门前排着队的男性中老年人的身影出现在了电视荧屏上,不过,脸部都被打上了马赛克。不一会儿大门打开,人们蜂拥而入,并隔着柜台领取到了发放的现金。一转眼,电视画面被切换成老虎机房及酒店等资料影像的画面······

これはあくまでイメージである。しかし、生活保護といえば不正受給という悪印象が日本社会にかなり広がってしまった。現状を変えたい。貧困問題にかかわってきた社会活動家の湯浅誠さんは、そう語る

所有这些都只不过是在说明一种现象,然而,一说倒最低生活保障,人们心目中留下的那些不正当领取的丑恶印象已相当严重地蔓延于整个日本社会。我们想要改变这一现状!从事贫困问题研究的社会活动家汤浅诚先生如是谈到。

一部に不心得者がいても、多くは苦境にある。肩身の狭い思いも強いられる。問題を厄介にしているのはあのモザイクではないか。「顔が見えない」人に私たちは心を開きにくい。警戒感や不安が拭えず、時に敵意すら抱く。ならば、「顔が見える」ようにしていこう

即便是存在着一部分心术不正者,但大多数的人还是身处在艰难困境,同时也被一种无颜立足于社会的强烈自卑感所困扰。那么,使得这一问题发展到如此棘手难办程度的不正是这些虚化的马赛克吗?对于这些“看不到颜面”的人,我们难以敞开心扉地进行交流,警惕感及不安情绪也挥之不去,有时甚至还抱有敌意。倘若真是如此,那么,我们就要以“看得见颜面”的方式进行报道。

そう考えた湯浅さんと仲間たちは先月、「はるまち」という季刊誌を創刊した。生活保護を受けている人や過去に受けていた人が、本名で、写真も出して体験談などを語る。第1号では、北海道の21歳の青年2人が自立するまでを振り返っている

如此认为的汤浅先生及其同事们在上个月创刊了一份刊名为“春城”的季刊杂志。接受最低生活保障的或是过去曾经接受过的人以真实姓名并公开自己的照片畅谈的体会。在第一期上北海道的两名21岁的青年回顾了自己从接受补贴到自立于社会的成长过程。

「もし生活保護がなければ、彼らを納税者に育てることができただろうか」。湯浅さんの言葉に納得させられる。12月に出す次号では、高校時代に生活保護を受け、いまは市役所職員として困窮者への対応にあたっている人を取り上げる

“如果没有这份最低生活保障,还能不能将他们培养成一名纳税人呢?”汤浅先生这番话是我们理解他的良苦用心。在12月出版的下一期里,将要报道一位在其高中时代接受过最低生活保障,现在已成为一名市政府职员并从事落实贫困者政策工作的普通人。

5千部刷った。置いてくれる書店などを募集中だ。10号までは続けるという。モザイクはいらないという当事者たちの勇気に拍手、である。

季刊计划印刷5千份,正在招募可以接受的书店,据说将要发行到第10期。我们要对那些不打马赛克的当事人所表现出的勇气致以热烈鼓与喝彩。

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