网络选举 行将开始

こんな経験はないだろうか。あるテーマについて、同じような意見を持つ何人かで話し合いをする。すると、みんなの意見がだんだんと極端な論に傾いていく

不知你是否有过这样的经历:当持有相同观点的几个人聚在一起,就某一个问题交换意见时,谈着谈着,大家的见解往往就会逐步倾向到一个极端的观点上去了。

たとえば、歩道を走る自転車を取り締まるべきだと思っている人々が集まって「そうだ、そうだ」と言い合ううちに、「断固、厳罰に処せ」の大合唱になる。こうした現象を「集団分極化」というそうだ

例如,一些认为应该取缔在便道上走自行车的人聚在一起议论,从一开始的“就是,就是”的附和,说着说着就变成了“坚决予以严惩”的大合唱。据说,人们称这种现象叫“集体极端化”。

ネット上でもしばしば起こる。たしかに激しい攻撃や差別、憎悪の噴出をよく目にする。ネットの匿名性はこの傾向を強めやすい。ネットは「過激主義の温床になっている」(キャス・サンスティーン『インターネットは民主主義の敵か』)

在网络上这种情况经常发生。确实,言辞激烈的攻击及鄙视、出言不逊的泄愤随处可见。网络的匿名性很容易强化这种倾向。网络“成为了过激主义的温床”(摘引自卡斯・桑丝坦的《英特网是民主主义的敌人吗?》)。

こうした負の側面への警戒もあって長く実現しなかったネット選挙が、やっと7月の参院選から解禁になる。立候補予定者らはすでに臨戦態勢である。ツイッターやフェイスブックなどをどう使いこなすか、手探りしながらの知恵比べになる

由于对这种负面影响的警惕,长期以来未能实现的网络选举终于将从7月举行的参议院大选开始解禁了。候选预定者们都已经进入了临战状态。究竟如何充分利用Twitter及Facebook等网站,是一场摸着石头过河的智慧较量。

発信すれば反応はある。ただ、それがどれだけ票に結びつくかはわからない。少なからぬ予定者の実感のようである。むろん従来型の選挙運動も続く。自民党の石破茂幹事長はおととい釘を刺した。「握った手の数しか、歩いた数しか票は出ない、というのはこれから先も真理だ」

只要你发出信息就会有反应,但是,不知道能有多少得票的结果。这就是为数不少预定者的实际感受。当然,传统型的选举运动也将继续存在。自民党干事长石破茂前天明确表示说“出票量只能是你握过的手的数量,只能是你所到之处的数量,这也将成为今后的一条真理。”

選ばれる側だけではない。選ぶ側にとっても初めてのことだ。品定めのための情報は増える。有権者から発信もできるようになる。ネットの負の側面を抑え、利点をどう生かすか。私たちも知恵が問われる。

不仅对于被选者方面,即便是对于选举者方面来说这也是第一次。旨在作出评价的信息将会有所增加,选民也可以发出信息。如何充分发挥网络的长处,并抑制其负面影响?我们的智慧也将经受考验。

声明:本双语文章的中文翻译系沪江日语原创内容,转载请注明出处。中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。

天声人语系列文章一览>>>