铁腕娘子 与世长辞

亡くなった英国のサッチャー元首相は、寝る前にスコッチウイスキーをたしなんだという。現職のころは、その味を世界に広める伝道師を自任していたと回顧録にある

据说,去世的英国撒切尔首相喜好在临睡前喝一点苏格兰威士忌。回忆录里她称自己在担任现职时是一个称职的将这种口味传播到全世界的传教士。

中曽根元首相の書く思い出話が愉快だ。サッチャー首相との間でロボット開発の話になった。中曽根氏は言った。ロボットは鉄でできたフランケンシュタインではない。多神教の日本ではかれらを兄弟のように扱う。「祝日には『一杯やりなさい』とコップのビールを置いてくる」と

中曾根原首相撰写的相关往事充满了愉快的氛围。曾经与撒切尔首相之间谈论过有关开发机器人的事宜。中曾根先生说,机器人并非是用钢铁打造的怪物,在多种宗教并存的日本,对待它如同兄弟一般,并说,“到了节假日,总要倒上一杯啤酒放在它的面前,并对它说‘喝一杯吧!’”

サッチャー首相はすかさず「そのときはビールにしないでスコッチに」と言って笑わせた。当時、スコッチは高嶺(たかね)の花だった。英国は日本の高率の酒税を引き下げるよう強く求めていた。実現したのは後継の竹下政権の時である。サッチャー首相のおかげで安く飲めるようになると、はやすメディアもあった

撒切尔首相紧接着话题说道,“这个时候就不要上啤酒了,来点苏格兰威士忌吧”,引得哄堂大笑。当时,苏格兰威士忌就像是高山上的鲜花。英国强烈要求日本降低高昂的酒税,直到后任的竹下政权时代才总算得以实现。当时就有媒体调侃称,多亏了撒切尔首相我们才能喝上便宜的苏格兰威士忌。

「鉄の女」の強力なリーダーシップは日本政治にも影響を与えた。小泉元首相が演じた「抵抗勢力」との攻防は、その好例だろう。ご本家は、身内の保守党内の穏健派を「ウエット」と呼んで排除した。弱虫、臆病といった意味である

“铁娘子”强硬的领袖风范也影响了日本政治,小泉原首相与“抵抗势”之间所上演的那出攻防战就是一个绝好的例子。这为老本家曾把站在自己一边的保守党内稳健派称作“威特(Wet)”予以排除,该称谓含有窝囊废、软蛋之类的意思。

回顧録では、穏健派もやがてそう呼ばれることを受け入れたと書いている。蔑称がいつか本来の意味から離れることは政治の世界では珍しくない、保守党を意味する「トーリー」も、元はアイルランドの追い剥ぎのことだった、と

在回忆录中还撰写到,慢慢地稳健派也接受了这一称谓。蔑称在不知不觉之中渐渐地脱离了原本的意思,这种事在政治的世界里并不少见,意味着保守党的“托里(Tory)”也是这样,它原来是爱尔兰劫道人的意思。

罵(ののし)りあいからでも対話は生まれるという政治観だろうか。その奥底にあったのは烈々とした矜恃(きょうじ)に違いない。

或许是持有不打不成交的政治观的缘故吧,在她的内心深处一定存在着一种强烈的矜持。

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