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野宮はその昔、天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王（皇女、女王の中から選ばれます）が伊勢へ行かれる前に身を清められたところです。嵯峨野の清らかな場所を選んで建てられた野宮は、黒木鳥居と小柴垣に囲まれた聖地でした。その様子は「源氏物語」（賢木の巻）に美しく描写されています。

野宫是古时候，代替天皇侍奉伊势神宫的斎王（从公主和女王中选拔出来的）在去伊势神宫之前，净化身心的地方。在嵯峨野地区挑选清净的地方而建造的野宫，是被黑木鸟居和小柴垣环绕的圣地，在《源氏物语》的贤木之卷里有过非常优美的描写。

野宮の場所は天皇の御即位毎に定められ、当社の場所が使用されたのは平安時代のはじめ嵯峨天皇皇女仁子内親王が最初とされています。斎王制度は後醍醐天皇の時に南北朝の戦乱で廃絶しました。その後は神社として存続し、勅祭が執行されていましたが、時代の混乱の中で衰退していきました。

野宫的位置每逢天皇继位就规定一次，现在的位置是由平安时代的嵯峨天皇皇女仁子内亲王最初指定的。斎王制度在后醍醐天皇的时候废绝于南北朝的战乱，从那以后，野宫作为神社继续保存下来，继续服从天皇的命令而进行祭祀活动，但是在混乱的时代中逐渐衰退了。

そのため後奈良天皇、中御門天皇などから大覚寺宮に綸旨が下され当社の保護に努められました。

因此，后奈良天皇、中御门天皇等下旨传令大觉寺宫负责野宫神社的保护工作。

黒木鳥居と小柴垣は平安の風情を現在に伝え、「源氏物語」、謡曲「野宮」でも有名な当社は、嵯峨野巡りの起点として多くの方が訪れられます。えんむすびの神様、子宝安産の神様として全国から崇敬を集めています。

黒木鸟居和小柴垣将平安时代的风情一路传承到近日，因为《源氏物语》、谣曲《野宫》等文学作品而闻名的野宫神社，作为嵯峨野巡礼的起点，迎来了许多的游客。因为结缘之神、求子安产之神而接受着全日本的崇敬。

黒木鳥居はクヌギの木の皮を剥かないまま使用する、日本最古の鳥居の様式です。 小柴垣はクロモジの木を用います。天皇陛下の御即位式で建てられる「大嘗祭」も黒木鳥居と小柴垣で囲まれます。

黒木鸟居直接使用了未经剥皮的柞树，是日本最古老的鸟居的式样。小柴垣则采用了乌樟树作为材料。为天皇陛下的继位仪式而建造的“大尝祭”也被黒木鸟居和小柴垣围绕着。

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