《仁医》台词节选:

足を踏み出そうとした時!

「やめんかい!」
その声は、あの時の声と同じ。

「やめんかえ!何しとるがぜ!」
振り向こうとする仁に一人の男がタックルする。

「おまんはアホか!人間は急がんでもいつか死ぬがじゃき。ほっちょいてもいつかは死ぬのを、わざわざ苦労して死ぬなんぞ、アホのすることじゃ。」

「違いますよ!」

「おまんはそんなこともわからんかい。」

「死ぬつもりなんてありませんって!」

「このアホ!アホが!」

「死ぬつもりなんかないって言ってるでしょう!離してください!」

「ほいたら、何しとったがぜ。どう見ても、死のうとしているようにしか見えんかったぞ。」

「家に帰ろうと思ったんですよ。」

「家?・・・おまんの家は、この谷の底にあるがかい?」

「・・・そうですよ。」

「・・・タハハハハハ!ほうかほうか。そりゃ邪魔をしてすまんかったの!」

「・・いえ。」

「おまんは、武士じゃないがかや?」

「私は、医者です。」

「医者!?ほうか!医者が命を粗末にするわけがないの!」

「そうですよ!」

「いや、まっことすまんかったぜよ。アホは、わしの方じゃったの。」

「あの!・・・名前、教えてもらえますか?」

「・・・」

「いや、あなたの声が聞こえたんですよ。」

「は?それは、そうじゃろ。」

「そうじゃなくて。」

「わしか?わしは、」
男が名乗ろうとした時、仲間たちに呼ばれ、行ってしまう。

「ちょっと!すみません、名前!あの!」
仁は男を慌てて追いかけ・・。

实用日语口语讲解:

●振り向こうとする仁に一人の男がタックルする。

1、体当たりすること。走る相手に組み付くこと。
阻挡,阻截;如:逃げる犯人にタックルする/ 阻截逃跑的犯人

2、ラグビーで、球を持っている相手チームの選手に組み付いて倒すか、ボールを地面に触れさせて前進を阻むこと。
体育运动,橄榄球中阻挡持球方;

3、釣り道具。
钓鱼的工具。

在这指的是:仁正要转身,一个男的挡在了他前面。

●おまんはアホか!

「アホ」の本来の意味(愚かだ、程度がすごい、能力がない等)と語尾のニュアンスで全体の意味加減が変わるようです。悪意があるどころか、相当親しい間柄でないと言えないフレーズです。気心が分かって、しかも相手が気を悪くしないような言い回しで使うことがポイントです。

「アホ」,指的是笨蛋,愚蠢,傻,类似于「バカ」;但是,「アホ」却没有「バカ」程度深,它本身是没有恶意的,而且还能体现出较为亲近的关系;另外,关西地区会用「アホ」,关东地区较常用「バカ」。

●おまんの家は、この谷の底にあるがかい

かい、日本の近畿地方でよくつかわれる「方言」(大阪弁・上方ことば)です。意味は、「~ではないか。」・「~じゃないか。」です。相手の間違いを指摘し、訂正する時に言う、漫才の「きまり文句」です。

是日本近畿地区的方言,反问的意思,“难道不是吗?”

●医者が命を粗末にするわけがないの!

1、作り方などが、大ざっぱなこと。品質などが上等でないこと。
粗糙,不精致,简陋;如:粗末な食事/ 粗茶淡饭

2、いいかげんに扱うこと。ないがしろにすること。
疏忽,简慢,粗暴;

命を粗末にする,疏忽生命。