- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 常夏》
露置きてくれなゐいとど深けれどおもひ悩めるなでしこの花 (晶子) 炎暑の日に源氏は東の釣殿(つりどの)へ出て涼んでいた。子息の中将が侍しているほかに、親しい殿上役人も数人席にいた。桂(かつら)川...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 絵合》
あひがたきいつきのみことおもひてきさらに遥(はる)かになりゆくものを(晶子) 前斎宮(ぜんさいぐう)の入内(じゅだい)を女院は熱心に促しておいでになった。こまごまとした入用の品々もあろうがすべて...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 葵》
恨めしと人を目におくこともこそ身のおとろへにほかならぬかな (晶子) 天子が新しくお立ちになり、時代の空気が変わってから、源氏は何にも興味が持てなくなっていた。官位の昇進した窮屈(きゅうくつ)さも...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 手習》
ほど近き法(のり)の御山(みやま)をたのみたる女郎花(をみなへし)かと見ゆるなりけれ (晶子) そのころ比叡(ひえ)の横川(よかわ)に某僧都(なにがしそうず)といって人格の高い僧があった。八十...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 早蕨》
早蕨(さわらび)の歌を法師す君に似ずよき言葉をば知らぬめでたさ (晶子)「日の光林藪(やぶ)しわかねばいそのかみ古(ふ)りにし里も花は咲きけり」と言われる春であったから、山荘のほとりのにおい...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 匂宮》
春の日の光の名残(なごり)花ぞのに匂(にほ)ひ薫(かを)ると思ほゆるかな (晶子) 光君(ひかるきみ)がおかくれになったあとに、そのすぐれた美貌(びぼう)を継ぐと見える人は多くの遺族の中にも...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 夕霧一》
つま戸より清き男の出(い)づるころ後夜(ごや)の律師のまう上るころ (晶子) 一人の夫人の忠実な良人(りょうじん)という評判があって、品行方正を標榜(ひょうぼう)していた源左大将であったが、今...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 藤袴》
むらさきのふぢばかまをば見よといふ二人泣きたきここち覚えて (晶子) 尚侍(ないしのかみ)になって御所へお勤めするようにと、源氏はもとより実父の内大臣のほうからも勧めてくることで玉鬘(たまかずら)...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 朝顔》
みづからはあるかなきかのあさがほと言ひなす人の忘られぬかな (晶子) 斎院は父宮の喪のために職をお辞しになった。源氏は例のように古い恋も忘れることのできぬ癖で、始終手紙を送っているのであったが、斎...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 花散里》
橘(たちばな)も恋のうれひも散りかへば香(か)をなつかしみほととぎす鳴く (晶子) みずから求めてしている恋愛の苦は昔もこのごろも変わらない源氏であるが、ほかから受ける忍びがたい圧迫が近ごろにな...