- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 夕霧一》
つま戸より清き男の出(い)づるころ後夜(ごや)の律師のまう上るころ (晶子) 一人の夫人の忠実な良人(りょうじん)という評判があって、品行方正を標榜(ひょうぼう)していた源左大将であったが、今...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 藤袴》
むらさきのふぢばかまをば見よといふ二人泣きたきここち覚えて (晶子) 尚侍(ないしのかみ)になって御所へお勤めするようにと、源氏はもとより実父の内大臣のほうからも勧めてくることで玉鬘(たまかずら)...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 朝顔》
みづからはあるかなきかのあさがほと言ひなす人の忘られぬかな (晶子) 斎院は父宮の喪のために職をお辞しになった。源氏は例のように古い恋も忘れることのできぬ癖で、始終手紙を送っているのであったが、斎...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 花散里》
橘(たちばな)も恋のうれひも散りかへば香(か)をなつかしみほととぎす鳴く (晶子) みずから求めてしている恋愛の苦は昔もこのごろも変わらない源氏であるが、ほかから受ける忍びがたい圧迫が近ごろにな...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 東屋》
ありし世の霧来て袖を濡(ぬ)らしけりわりなけれども宇治近づけば (晶子) 源右大将は常陸守(ひたちのかみ)の養女に興味は覚えながらも、しいて筑波(つくば)の葉山繁山(しげやま)を分け入るのは軽々...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 空蝉》
うつせみのわがうすごろも風流男に馴(な)れてぬるやとあぢきなきころ(晶子) 眠れない源氏は、「私はこんなにまで人から冷淡にされたことはこれまでないのだから、今晩はじめて人生は悲しいものだと教えら...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 竹河》
姫たちは常少女(とこをとめ)にて春ごとに花あらそひをくり返せかし (晶子) ここに書くのは源氏の君一族とも離れた、最近に亡(な)くなった関白太政大臣の家の話である。つまらぬ女房の生き残ったの...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 御法》
なほ春のましろき花と見ゆれどもともに死ぬまで悲しかりけり (晶子) 紫夫人はあの大病以後病身になって、どこということもなく始終煩(わずら)っていた。たいした悪い容体になるのではなかったが、すぐれ...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 若菜(上)》
たちまちに知らぬ花さくおぼつかな天(あめ)よりこしをうたがはねども (晶子) あの六条院の行幸(みゆき)のあった直後から朱雀(すざく)院の帝(みかど)は御病気になっておいでになった。平生から御病身...
- [读写译] 日语文学作品赏析《源氏物語 玉鬘》
火のくににおひいでたれば言ふことの皆恥づかしく頬(ほ)の染まるかな(晶子) 年月はどんなにたっても、源氏は死んだ夕顔のことを少しも忘れずにいた。個性の違った恋人を幾人も得た人生の行路に、その人が...