3. 相手の反応を見ながら笑わせる

3.根据对方的反应搞笑

日本人のお笑いは、相手の反応を伺いながらのジョークが多いです。ボケとツッコミに代表されるように、信頼関係のある相手との会話のなかで生まれる笑いが面白く、相手の反応や聞いてくれる人ありきでお笑いが成立する節があります。

日本人的搞笑,大多是根据对方的反应进行的。正如代表性的装傻和吐槽,与值得信任的搭档通过对话制造的笑点也很有趣,这是需要搭档的反应和听众才能成立的搞笑

日本人がジョークを言うときは、相手との関係性や信頼度、その場の雰囲気や自分の役割をよく理解した上で笑わせることが多いです。逆に言えば、これらが曖昧でわかりにくいときは安心して笑えません。日本人がブラックジョークを苦手とするのは、「笑っていいのかわからない」という微妙な空気に躊躇しているからではないでしょうか。

日本人说笑话,大多是在充分理解了和对方的关系和信赖度,以及看现场的氛围和自己所起的作用的时候。反过来说,当弄不明白以上要素时,日本人是无法笑得安心的。所以日本人不擅长黑色幽默是因为陷入了“不知道该不该笑”的踌躇吧。

4. 空気を読んで「笑ってあげる」

4.看氛围“捧场”

大して面白くないジョークでも、日本人は相手のためを思って「笑ってあげる人」が欧米人に比べて多いように思います。これは、それぞれが自分の役割を意識して、「ここでは笑っておくべきだ」と判断するからです。

即使是不好笑的笑话,大多日本人为了对方着想也会笑一笑捧场,这种情况比起欧美来是比较常见的。这是由于意识到各自的作用,觉得此处应该有笑声。

また、日本では手をたたきながら笑う人がいますが、これをする欧米人は実はあまりいません。欧米人は手を叩きながら笑う日本人を見ると、「まるで必死に”笑っています”アピールをしてるようだ」と言います。日本人は相槌を打ちながら相手の話を聞き、「あなたの話は面白いですよ」というメッセージを伝えますが、これはお笑いでも同じことが言えるのではないでしょうか。

此外,在日本虽然有一边笑一边拍手掌的人,但欧美人是不这么做的。他们觉得这“好像拼命在表现自己在笑一样”。对话时日本人会在聆听的同时一边附和,向对方传达“你说的很有趣”的信息,这跟捧场别人的搞笑是一样的。

ジョークを聞く側の人も「お笑い」の一員だという当事者意識が強いため、このように”笑っています”というアピールを無意識のうちにしてしまうのだと思います。

听笑话的人也属于“搞笑”的一员,由于这一意识的强烈,就会在无意识中暗示自己要“这样笑”。

まとめ
ユーモアは人それぞれで、これらの特徴が全ての日本人に当てはまるわけではありませんが、欧米人の笑いのセンスとのおおまかな違いは当てはまっているのではないでしょうか。
日本の「お笑い」での重要な要素は、“安心して笑える空気感”です。この空気感がつくれる人が、日本でいうところの「面白い人」なのではないでしょうか。

总结
幽默感因人而异,并非所有的日本人都有上述的特征,但是日本人和欧美人的搞笑的差异大致上是如此。日本“搞笑”中的重要因素就是“可以放心发笑的氛围”。可以制造出这种氛围的人,在日本就属于“有趣的人”了。

声明:本双语文章的中文翻译系沪江日语原创内容,转载请注明出处。中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。

相关阅读推荐:

笑点何在:日本人最爱的冷笑话排行

日本女性不被欧美人理解的四大审美