アメリカのオバマ大統領が先週、初訪日し、天皇皇后両陛下と面会した際、深々とお辞儀をしたことに、一部のアメリカメディアが「大統領として不適切だ」と批判したことに対し、国務省は、過剰な反応だと反論した。

16日、アメリカの保守系テレビのFOXニュースは、オバマ大統領が、14日に天皇皇后両陛下と握手をした際、「ほぼ90度腰を曲げた」と指摘したうえで、「一国のリーダーとして、不適切だ」との専門家の意見を伝えた。

国務省のケリー報道官は会見で、「過剰に反応しすぎだ」と述べ、批判はあたらないとの立場を示した。
ケリー報道官は「大統領として、初めて天皇皇后両陛下に会った際、(お辞儀は)自然な行為で、敬意を示したものだと思う」と述べた。

別のアメリカ政府高官も「外交儀礼の通りだ」と述べている。