万叶恋歌 「-枫之章-」(小野大辅)02 不过是青梅竹马
もっと足を高く、もっと早く、もっと遠くへ、もう直ぐゴールだ。太陽が近い、熱い、俺はゴールに全速力で飛び込んだ。 「タイム、どうだった?えっ、自己ベスト更新してる?本当か?よし。」 「おめでとう?お前、たかが自己ベスト更新で喜びすぎだって、これくらい当然の結果だろ?」 俺たちが話している様子を見ていた部員の皆が、「仲良しカップル、見せつけんなよ」と一斉にからかってきた。 「うっ、うるせーな、こいつはただの幼馴染なんだよ、こっち見るな、どっか行け、真面目に練習しろ。おい、お前も笑ってないで、否定ぐらいしろよ。俺だけ格好悪いじゃねぇか。ったく。どいつもこいつも、インターハイのことを忘れてるのか?俺たちをからかってる暇があるならもっと練習すればいいのにさ。」 「な、お前もそう思うだろ?わっ、もう直ぐ部活終わる時間だ。あいつら···俺の貴重な練習時間を奪いやがって。今の俺には一分一秒も大事なのに。悪い、俺、もう一本走って来るから、タイム、宜しくな。はい、ストップウォッチ。次も自己ベスト更新狙うから、頼むぞ。」 立ち居てたどきも知らず我が心天つ空なり土は踏めども 体はここにあるのに、君を思えば心だけは宙に浮かんでいるような気がする。 今は春、俺たちはまだ高校三年生になったばかり、まだ見ぬ明日に、俺は走り出す。
腿再抬高些,再快些,再远些,向着前方冲刺,终点就在眼前。 太阳如此的接近,炽热。 我使尽全力奔向终点! “嗯~哈~哈~~用时,怎么样?呃,刷新了我的最好记录?真的?太好了! “恭喜?你啊,是说我刷新个记录就得意忘形了?这是理所当然的啊……” 见我们在说话的社员们笑着异口同声的说:“小俩口,卿卿我我的别让我们看见啊。” “吵、吵死了!这家伙只不过是我的青梅竹马罢了。别看了,哪边凉快哪边去。都给我认真练习去。喂,你也别笑了,否认一下啊。又让我扮黑脸了不是么? “咳,真是的。这家伙也是那家伙也是,把高校联赛都忘到九霄云外去了吗?有那取笑我们的时间,还不如多花在练习上。呐,我说,你也是这么认为的吧?唔、哇~社团活动的时间马上都快结束了!那群家伙……把我宝贵的练习时间都耽误了。对现在的我而言,可不得不分秒必争的啊。抱歉,我还想再跑一次,记时,就麻烦你了。来,跑表准备。这次也要为刷新记录而战,拜托了。” 『坐不稳,立难安;两脚虽在地,心却悬上天。』 坐也不是站也不是,明明双脚站立于地面,思念你的心,却悬挂于九天之上。 这是我们刚步入高三的那年春天,不知道明天将如何的我,奔跑着。