万叶恋歌 「-樁之章-」(石田彰)09 停住时间
文化祭が終わり、俺は一人で報告書を作っていた。 「ああ~こんなものか。あとで職員室に出せば終わりかな。ああ、外も真っ暗だな。そろそろ片付けてるあいつを探しに行って帰るとするかぁ~」 生徒はほとんど下校していて、物音がしない。 「夜の校舎って本当、不気味だよな。早く見つけて帰るか。」 長い渡り廊下渡りきって角を曲がったその時、何かにぶつかった。 「なっ!」 女の子だ。 「大丈夫ですか?」 俺はぶつかった女の子を立ったせようと、手を差し伸べたところで気がついた。 「お前だったのか!ごめんな、驚かせて。怪我とかしてないか?あれ、お前、泣いてないか?」 「何?泣いてない?嘘つけえ。ちょっと涙目になってるぞ。手見せてみろ。あ、ちょっと擦り剥いてるなぁ。後で手当てしてやるよ。お前、まさか俺のことを探してたのか?偶然だな。俺もお前を探してる途中だった。こんな形で会えると思わなかったけど、会えてよかった。ふん~これも一つの運命……だよな。 ---天土の極のうらに吾が如く君に恋ふらむ人は実あらじ--- 空の果てにも、地の果てにも、私ぐらいあなたを思っている人はどこにもいない…… 俺は彼女の手を放すのを忘れて、ずっと握っていた。いつもの彼女なら、すぐに手を放せと言うのに、今日だけはなぜか大人しくなった。もし運命が存在するなら、このまま時間を止めてめてほしい。月明かりの俺たちを照らず、その陰に赤い糸が映っていないか……俺は必死に探していた。
文化祭结束了,我正一个人写报告。 “啊~这样就行了吧。等会儿交到办公室就完事了。啊,外面已经这么黑了。也差不多该收拾收拾找她一起回去了吧~” 学生差不多都回家了,一点声音都没有。 “晚上的校舍还真够阴森的。快点找到她就回去吧。” 走过长长的走廊,经过拐角时,我撞到了什么。 “啊!” 是个女孩。 “不要紧吧?” 当我想帮助她站起来而伸出手后,才注意到… “原来是你!对不起,吓到你了。有没有受伤?啊,难不成,你在哭吗?” “什么?没哭?别骗人了。明明泪眼朦胧的样子。让我看看手。啊,有点擦伤,等会帮你包一下。你莫非是在找我?真巧啊。我也正找你呢。虽然没想以这种形式见面,不过,能见到你真是太好了。呵呵~这也是一种命运…是吧” 『天之涯,地之角;如我恋君情,人中难找。』 天涯海角,无论何处,都不会再有人如我这般思慕着你…… 我忘记放开她的手,就这么一直握着。若是平时,她早就吵着要我放手了。可今天,不知何故,她却出奇地安静。如果命运真的存在,真希望时间就这样停留在这一刻。月光撒在我们身上,月影中是否也会映出命运的红线呢,我拼命地寻找着……