こんにちは、中国語カウンセラーの山崎こずえです。
本日の中国語の解説をします。

今日のポイントは二つ

☆一つ目は何かを断ったり、相手の意見に「NO(ノー)」と言う時の表現です
中国語では、文頭に「不」をつけると、否定形になります。例えば、「可能不行吧。無理だと思いますよ」、「不能。できません」などのように、「不」で否定を表します。或いは、「有难度。難しいです」、「有问题。問題です」などのように、最初に「有」をつけて、「困難があります」、「問題があります」と表現します。中国語では、このように、「ノー」という言葉を最初にはっきり言う習慣があります。例えば、お昼休みに、同僚のAさんを食事に誘った場合、「今からBさんと食事に行くけど、Aさんもどう?」と言われて断る時、中国人は、「行きません。不去」と最初に言ってから、必要があれば、「忙しいから」とか、「ほかの約束があるので」と理由を説明します。一方、日本人は、第一声で、「行きません」ということは先ずありませんよね。「あっ、今日はちょっと忙しいので、行かれないんです」のように先ず理由を言ってから、結論は文章の最後に来ることが多いですね。曖昧な表現、婉曲な表現を使うことで、相手に対する気遣いを示す日本人には文頭に動詞があって、結論が明確になる中国語の構造にギャップ(gap)を感じることがあるかもしれません。このような習慣の違いがあることを知っておくとよいでしょう。

☆二つ目は中国の休暇についてです
中国には大型連休が2回あります。先ず、旧暦の1月1日の春節(しゅんせつ、chun jie)、所謂、旧正月は毎年日付は変わりますが、大体、1月の終わりから、2月のはじめ頃になります。二つ目は国慶節(こっけいせつ、guo qing jie)、で、10月1日の中華人民共和国の建国記念日です。中国では、この日をはさむ約一週間が大型連休となります。中国では、かりに、土日返上で仕事をしているような忙しい人でも、これらの大型連休の時はしっかり休みを取って、故郷に帰ったり、旅行に出かける、などする人が多いようです。広い中国では、遠い故郷に帰るためのとても大切な休暇なのです。

それでは、本日の中国語をおさらいしましょう。

「怎么了? 」 どうしたんですか?
「可能不行吧 」 無理だと思います。
「有难度」 難しいです。
「有问题」 問題です。

今日は何かを断ったり、相手の意見にノーを言う時の表現と中国の休暇について、お話しました。

この番組はCTC 伊藤忠テクノソリューションズがお届けしました。

単語:

「ざっくり」
(这个词估计查了字典也未必知道意思...我们来看看)

(ちょっと業界っぽく見られる言葉遣い。日本語だけど、日本語でない。使い方間違ってませんか?的な用語)

意味  ニュアンス:
おおまかに。ただこの形容詞をつけるだけで「いいかげんな」とか「保障はしないけど」ということを暗につけることになる。

使用例:
「ざっくり工数を見積もると、○○人月になります」
「ざっくりとしたスケジュールだとこの作業は9月末くらいまでを目処とします」

上記の工数、スケジュールが結果的にぶれるわけです。

日常生活でも「ざっくり」をよく使うようになりました。
「今度の飲み会の会費はざっくり一人5000円くらいだよ」
これが倍になった日にゃあ、「いや、あれはざっくりだから」と言い返せば良いです。

「前倒し(まえだおし)」
予算の執行や施策の実施などを、予定の時期を繰り上げて実行すること。
例:「景気対策として公共事業を前倒しにする」

「どきっと」
突然の出来事にひどく驚いて心臓が一瞬大きく鼓動するさま。心臓に衝撃を受けるほど驚きが大きいさま。
例:「名ざしされてどきっとした」

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