第一回『はじめての中国出張』

入社2年目ユウジ君は、なり立てホヤホヤ新人SE。今日も頑張る、涙のIT中国語奮闘記

とあるシステム開発案件がスタートしました。開発は中国の会社が担当する、いわゆるオフショア開発で進んでいます。中国の開発現場とは、電話会議やメールでコミュニケーションをとっていますが、どうにも埒が明かない。よくよく聞いてみると、日本と開発環境が異なるようです。
そこで、新人SEのユウジ君が、開発環境を確認するため、中国へ出張することになりました!
奮闘しながらの2泊3日、中国出張は果たしてうまくいくのでしょうか。


ユウジ:「はあ、すごいワクワクします。中国はじめてなんですよね。」

先輩:「ユウジ君、遊びに行くんじゃないんだから、目的は分かっているわね!」

ユウジ:「もちろんですよ。開発環境を確認してくるんですよね。開発現場もしっかり見てきて、レポートします。」

先輩:「分かってるじゃない~あと、担当の陳君ともコミュニケーションを図っておくと、今後の開発がしやすくなるわね!」

ユウジ:「はい、了解です。通訳さんがついていてくれるので安心ですよね」

先輩:「あ~ユウジ君、全然分かってないわね、相手といいコミュニケーションをとるためには、こちらから歩み寄ることが大切なのよ!」

ユウジ:「ほー、確かにおっしゃる通りですが???じゃー、どうしたらいいんでしょうか?」

先輩:「まず、中国語の挨拶からはじめてみるのがいいと思うわ!たとえ片言であっても、相手には自分の国の言葉を勉強してくれたんだってきっと喜んでもらえるからね。はい、中国語の挨拶は?」

ユウジ:「えと、你好,谢谢,再见でしょうか」

先輩:「その通り、ちゃんと勉強してきたのね。もう一つ覚えておいた方がいいのは没关系ね。大丈夫、気にしないでという意味。先方も日本からクライアントが来るので、緊張していると思うから。こういう言葉で緊張を解いてあげるといいわね。没关系、はい、続いて!」

ユウジ:「没关系」

先輩:「その調子、じゃー、気をつけて!何かあったら、すぐに電話してね」

ユウジ:「はい、では、行ってきます!」

(场景转换)
ユウジ:「あれ、陳君が迎えに来ているはずなんだけどなー」

相手:「对不起,道路很拥挤」

ユウジ:「はい?なんて言ってんの?通訳さんは?どうしよう、僕、中国語が分からないし???でも、なんか申し訳なさそうだよね。こういう時は???你,你好,没关系???」

相手:「你好、こんにちは」

ユウジ:「あ~、よかった、笑顔になったよ」

教你在职场一定要懂的日语