初赛原文中译日:

叶荣鼎先生让我给他编撰的《日语基础口译教程》、《日语中级口译教程》、《日语高级口译教程》《日语语篇翻译教程》翻译系列教材作序,确让我为难。一是因为我不懂日语,虽说多年来一直从事翻译教学与研究,但我从事的是英语,隔语如隔山,下笔难免词不达意、文饰墨非,有背先生原意;二是因为多时不事作文,才思枯竭,拙笔难以成文,让方家笑话。诸多因素让我忐忑良久。不过,叶荣鼎先生的翻译方法研究成果颇有其他语种借鉴的价值。

我与叶先生相识已逾五年。初识之时,知道叶先生早年东渡扶桑,负笈从师,攻读日语,学养深厚;学成返国后长期在工矿企业以及高等院校从事口笔译及其教学培训工作,其口译水平尤让人称道。后来才知道叶先生原来还是一位译著等身、蜚声译坛的文学翻译家,迄今翻译出版的短篇作品计300多部,翻译出版的长篇译著计90多部,翻译字数逾1000万,亦让我为之咋舌。近年来又在总结归纳自己丰富的口笔译及其教学经验的基础上,潜心研究翻译理论,屡有佳构问世。在经济大潮席卷一切的今天,叶先生能执著于课堂、忘情于书斋,这种精神本身就难能可贵;再加上他虽年近花甲,仍日间手执教鞭,诲人不倦;夜里还伏身书案,笔耕不辍,更是让人佩服不已。

叶先生编撰的翻译系列教材,讲究“学以致用”与“致用务求其适”,适合用作教材,适合学生学习,符合日语学习者的认知规律。打开叶先生发来的样张,其清新而不失厚重、朴实而不少隽秀的书风扑面而来,让我这个不懂日语的人也为之一振,字里行间蕴含了无穷的力量与智慧,笔势之外蓄积了无尽的汗水与沧桑;书能移情显示的是性格,力透纸背看到的是功力。真可谓翰墨流韵,译界瑰宝,由叶先生编撰的翻译教材可以得证矣。愿叶先生能译出更多更好的作品,编写出更多更好的教材,为我国日语教学与研究以及中日文化交流事业做出更大的贡献。

初赛译文日译中:

小学4年生での初恋。ずいぶんと遅い初恋ではあるけれど、少女マンガや少女小説を愛読していたあたしにとって、これが恋というものなのだと気づくのに、時間はかからなかった。だけど、何しろ相手は、教育実習生。別れの日までは、すでにカウントダウンに入っていた。そしてそのわずかな日々も、先生のことを見つめているうちに、あっという間にすぎていった。
「明日が森村先生の最後の日なので、お別れ会をしましよう」
担任の南先生がそういった時、あたしは決心した。森村先生に告白しましょう、と。返事なんて、聞かなくても分っている。だけどこの気持ちは、最後にどうしても伝えておきたい。…そう思ったあたしは、お別れ会でこっそりと先生にメモを渡したのだった。
「明日土曜日の夕方4時に、南丘町公園で待っています」
そして、翌日―「先生が好きです」夕暮れの南丘町公園で、あたしは初めて「告白」というものをした。
初めての告白はこの公園でしょう。それも、夕暮れの時間がいい。ずっとそんな風に夢見ていた、憧れのシチュエーションの中で。
「ありがとう。嬉しいよ」先生は笑顔でそう答えてくれた。だけどもちろん、だからといって、あたしのことを恋愛対象として見てくれるはずはない。そんなことは分かってる。だって、先生は大人で。あたしは子供だもの。だから、気持ちを伝えられただけで十分だった。けど…
「メールアドレスとか…教えてもらえませんか?」勇気を出して、聞いてみた。メール交換くらい、してもいいよね?
「それは……」だけど先生は、困った顔をする。
「ごめんな、生徒と個人的に連絡を取るわけにはいかないんだ」「教育実習は昨日まででしょ?あたし、今はもう先生の生徒じゃありません」「ヘリクツ言うなよ」「だって」
先生は笑って、それから、ポケットから携帯を取り出した。その仕草をみて、「やっぱりアドレスか番号、教えてくれるんですか!?」あたしの心が一瞬躍る。でも先生は、「いや」と首を振るった。先生は自分の携帯につけている携帯ストラップをはずすと、あたしに差し出した。
「あげる」[え?」「旅先で買ったストラップなんだけど、これをつけてから、けっこう俺、いいこと続きでさ。お守りみたいな感覚でつけてたんだけど…君に上げる。連絡先は教えて上げられないから、せめて、お別れの記念に。いや、出会えた記念に、かな。…秘密だぞ?他の子には言うなよ?」
あたしは先生からそれを受け取った。それは、小さなガラスのビンに星の砂が入った飾りのついている携帯ストラップだった。
「…誰にも言いません。二人だけの秘密、ね?」「あぁ」あたしは胸の前で、ストラップを両手でぎゅっと握り締めた。先生とこれでお別れだと思ったら、胸がぎゅっと苦しくなって、涙が出そうになったけど…最後は、笑顔のあたしを覚えていて欲しいから。涙をこらえて、あたしは笑う。
「ありがとう、先生」ほんの少しだけ茶色い先生の髪が、夕焼けを背景に、キラキラと光って見えたー7年の時を超えて再会した森村先生を前に、あの告白のことが、あたしの脳裏にフラッシュバックしてきた。急になんだか恥ずかしくなって、照れ隠しに、あたしは冗談っぽくこんなことを言う。「あたしってば、本当にませガキでしたよね。小学生に告白なんてされて、先生、迷惑だったでしょ?」自嘲気味に言ったあたしに、先生は「そんなことないよ」と首を振った。
「本当に嬉しかったよ。それに君のことがあって、『教師の道に進むのも悪くないかも』って本気で考えたしな。結局は教職につかなかったけど、本気で考えたんだ。…ほんと、いい思い出だよ」そういって微笑む森村先生に、あたしはまたしてもドキンとしてしまうに。―それからあたし達は、校舎前のベンチに座って、懐かしいあのごろの話を始めた。あたしは、まるでタイムスリップをしたかのように、あのごろの、あの時の気持ちに戻っている自分に気がついた。先生。ねぇ、先生。相変わらず年の差は縮まらないけど、でもあたし、もう小さな子供ではなくなったよ。ねぇ、先生・・・あたし、初恋の続きをしちゃダメですか・・・そんなことを考えながら、森村先生と話している時―
「おい、香坂!」そんな声が聞こえてきて、あたしは、あたしが直面している現実を思い出しました。香坂?あぁ、そうよ!そういえば、スッカリ忘れてた「香坂真哉」さん!この近くにいるの!?どんな人!?あたしは、声のした方に目を向けたのだった…