黒島は言う。「土下座はスピードが命です。登場から22秒という速さに加え、額をこすりつけるという日常から逸脱した行為のインパクト、顔面血だらけというハンデ、それらの要素が総合的に優越感を喚起するのです。」

黑岛常说,“土下座视速度如生命。从登场开始以22秒的迅雷不及掩耳之势,加上用额头摩擦地面这一超乎想象之举所带来的冲击,还有满脸鲜血的苦肉计,这些因素综合起来才能唤起对方的优越感。”

早速この言葉を参考に、スピードを重視した「スライディング土下座」を試した。

于是参考这段话,我们试验了一下重视速度的“滑行式土下座”。

このように遠くからスピーディに土下座する事で「いち早く飛んでいって謝りたい」と表現できる。ただ、ものすごくスーツを床で磨耗するので、それが嫌な方は、次の「フロント・ダイブロール土下座」でも飛距離とスピードが出せるのでおススメだ。

像这样由远及近迅速滑过来的土下座方式可以表达“想立刻飞奔过来道歉”的心情。只是西装摩擦地板,磨损会非常严重,不喜欢这点的读者我们推荐下面的“前空翻式土下座”,同样能表现出这种飞跃感和速度感。

例えば待ち合わせ時間に大幅に遅れ、彼女を待たせてしまった時、この技を使えば彼女が愚痴を言う前に土下座の形を完成させる事が出来る。映画で黒島によると、謝罪の第1歩はまず相手に誠意を見せること。そしてその表現の一つがスピードなのだ。

比方说,约会迟到太久而让女朋友干等时,用这种方式可以在女朋友发牢骚之前就完成土下座。在电影里,黑岛说谢罪的第一步就是要让对方看到你的诚意。而且,其表现形式之一就是速度。

例えば映画で、サラリーマンの沼田(岡田将生)はセクハラ問題を起こし、謝り方は「なんかぁ、こないだ、ケツ触っちゃったみたいで?なんかぁ、しゃぁせんした」。さらにキチンとした謝罪をせず、ズルズルと引き伸ばした為に訴えられてしまう。

比如在电影中,公司职员沼田(冈田将生)碰上性骚扰的问题,道歉就说,“那什么,这之前,好像摸了你的屁股?那个,不好意思啦”。再加上没有认真谢罪,拖拖拉拉,才被告了。

やはりスピーディな謝罪を心掛け、余計な怒りを買う事を避けたい。下手な反論もやめよう。もし相手が暴力をふるってきても、このように避けながら土下座すればよい。

果然还是要注意迅速谢罪,避免让对方的怒火升级。狡辩什么的也算了吧。假如对方施以暴力,你只要像这样躲开然后土下座就可以了。

これとは反対に、相手が下手に出てきた場合も土下座で対応できる。
相手の土下座をガードする「土下座ブロック」だ。

与此相对,对方不按常理出牌的场合也可以用土下座来应对。
这是防守对方土下座的“阻挡式土下座”。

「土下座ブロック」を使うと謝罪の主導権を握れる。映画では「あやまる時、人は誰でも主人公」というメッセージがあるが、まず先に謝ることで、その場の主人公となって、空気をコントロールできる。

使用“阻挡式土下座”可以掌握谢罪的主导权。电影传达了“道歉时,无论谁都是主人公”的信息,抢先一步道歉成为那个场面的主人公,就可以控制局面了。

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