双击或划选,即可查看单词的详细解释,并收录生词进生词本

美食家の北大路魯山人はマスを好んだ。「素人目には一見似たものではあるが、味からいえばより の方がはるかに優る」と書く(「星岡(ほしがおか)」昭和7年10月号)。茶漬けにした汁が「とても鮭の及ぶところではない」そうだ。

美食家北大路鲁山人喜欢鳟鱼。他这样写道:“在外行人眼里,它们是乍一见很相似的两种鱼,然而从味感来看鳟鱼则要远胜于鲑鱼”(《星冈》昭和7年10月号)。又道是,用于做茶泡饭的(鳟鱼)汤汁“更是有鲑鱼不可比及之处”。

「味覚は体験に学ぶほかなし」とする魯山人が今に現れたら、この不思議なマスをどう料理しただろう。東京海洋大の研究チームが、ヤマメの両親にニジマスを生ませてみせた。

“味觉只能学着去体验”,如此身体力行的鲁山人倘如现身今世的话,将如何来烹饪以下这条不可思议的鳟鱼呢?东京海洋大学一研究小组使一双真鳟父母生出了虹鳟娃娃。

生殖にかかわる特殊な細胞をニジマスから取り出し、ヤマメの稚魚に入れる。すると、オスの稚魚はニジマスの精子、メスは卵を持つヤマメに育ち、かけ合わせたらニジマスができた。代理の親から生まれた魚だ。

从虹鳟体内取出与生殖有关的特殊细胞,再植入真鳟的幼鱼内。接着便是培育雄性幼鱼带有虹鳟精子,雌鱼带有其卵子的真鳟,一旦使之交配就成了虹鳟。这就是接腹所生的鱼。

研究者は「5年後にはサバからマグロを」と語る。世話のしやすい小型魚に大きな魚を生ませれば、養殖は安上がりとなる。いっそメダカで狙ってほしいが、近縁であることが「手品」の条件らしい。ヤマメとニジマスほどではないものの、サバとマグロも近い。

研究人员称“5年之后要让青花鱼孕生金枪鱼”。如果让便于养殖的小型鱼生出大鱼来的话,养殖费用就会降低。并且将进一步以鳉鱼为目标,不過血缘相近似乎是“变魔术”的(必要)条件。虽然没有当达到真鳟与虹鳟那样的近似程度,然而青花与金枪鱼也很相近。

魯山人は、なぜかマグロには冷たかった。「まぐろそのものが下手ものであって、もとより一流の食通を満足させる体(てい)のものではない」と断じている。トロを出され、親はサバなんです先生と講釈を聞けば、ひっくり返るに違いない。

鲁山人为何不待见金枪鱼呢。他断言道“金枪鱼这种鱼我不擅评讲,它的鱼身不是一种能够使更高境界的美食者得到满足的肉质”。如果展现出金枪鱼肥美的腹部,表明其双亲是青花鱼,再请教先生的话,先生一定会惊讶不已吧。

魚に強弱はあっても上下はない。サバにすれば、マグロの脂身がこうまで珍重されるのは解しがたいことだろう。何をうまいと感じるかは人それぞれだが、多数派の好みで魚の価値が決まり、その序列を科学までが追いかける。なるほど「陸の都合」は全能だ。

鱼虽有强弱却无上下。如果(父母)是青花鱼,那么金枪鱼的肥肉会如此被珍视或许就不难理解了吧。虽说觉得哪个鲜美是各有所爱的事,然而鱼的价值取决于大多数人的喜好,这样的先后顺序甚至追及到了科学。果然还是“陆上生物人类”无所不能啊。