京都市産業観光局の「京都観光総合調査」によると、ここ10年間の外国人宿泊客のピークは2018年の400万人台だったが、コロナ禍を経た2023年の市内の観光客数は約5028万人、なかでも、外国人宿泊客は約536万人と過去最高となった。公共交通機関にも影響が出て、満員・渋滞が慢性化した結果、京都市は「バス1日券」を廃止した。

据日本京都市产业观光局“京都观光综合调查”统计,近十年间,到京都旅游的外国住宿游客在2018年达到过峰值,超过了400万人次,但在疫情后,2023年京都市迎接的游客数量达到了5028万人次,其中外国住宿游客更是达到约536万人,创下历史新高。这对京都市公共交通机构也产生了影响,由于公交满员和拥堵现象频发,京都市废除了“巴士一日券”。

市はオーバーツーリズム対策として、観光客に場所や時間などの「分散化」を呼びかけているが、外国人が清水寺周辺や錦市場(中京区)などに集中する状況は解消されていない。

市政府为应对旅游公害问题,呼吁游客“分散”景点和时间进行游玩,然而,外国人大批集中在清水寺周边和锦市场(中京区)的现象并未得到缓解。

京都市の松井孝治市長は26日、市営バスなどで市民よりも観光客の運賃を高く設定する「市民優先価格」について、2027年度中の実現を目指す意向を明らかにした。

京都市市长松井孝治2月26日提出,希望在2027年度中期能够实现京都市营巴士的“市民优先价格”,即游客乘坐巴士的价格高于本市市民。

京都市では国内外からの観光客で混雑する市バスに市民が乗れないなど、オーバーツーリズムが深刻化している。混雑の緩和や市民と観光客の共存のため、市民優先価格の実現を市は目指している。

由于京都市接待了过多的海内外游客导致交通混乱,本市市民无车可坐,旅游公害问题严重。为缓解混乱,推进市民和游客共存,市政府希望实现市民优先价格。

市バスの市民優先価格導入は市民の運賃を引き下げ、市民以外の乗客は多く負担する料金設定で、国土交通省などと協議している。

市长向国土交通省商议导入市民优先价格,下调本市市民的巴士票价,让本市以外的游客承担更高的票价。

「市民優先価格」について、松井市長は「実現への課題の解決に向けて、着実に進んでいる手応えを感じている」と述べました。実現すれば、全国で初めてとなります。

针对“市民优先价格”,松井市长称:“我认为我们正在稳步推进这一政策的落地”。若这一政策落地,将是日本首例。

しかし、道路運送法は特定の旅客への不当な差別的な扱いを禁じていて、制度の改正が必要なほか、国に認められても、市民と観光客をどのように見分けるかや、民間バス事業者との価格の調整など、さまざまな課題があります。

不过,由于日本《道路运输法》禁止不正当差别对待特定游客,所以这一政策的实现还需要修改相应的制度。国家认可后,政府还要解决如何区分市民和游客、私人巴士运营商的价格调整等问题。

松井市長はこのほか、令和9年度に、市営バスと地下鉄で、クレジットカードによるタッチ決済と、QRコードを活用したデジタル乗車券を導入する考えも示しました。

此外,松井市长还计划在2027年度引入市营巴士和地铁的信用卡触碰付款,以及二维码电子乘车券。

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