1.名詞止め

1.名词结句

白云、蓝天、绿草香

果然 自然的感觉真好!—《通灵王》1卷P57 (武井宏之/集英社Jump·Comics)

2.定義

2.定义

名詞止めは、文の最後を名詞(または代名詞)で終わらせるというレトリックです。

名词结句是指句尾以名词(或代名词)结尾的修辞手法。

3.効果

3.效果

①.述語の動詞や助動詞を省略することで、スピード感がでる

①.通过省略谓语的动词和助动词,使行文紧凑

②.省略部分を想像することで、余情のある表現を生みだす名詞が、文の最後に来る。それはつまり、名詞以降の「動詞・助動詞」が省略されるということです。そこで、省略された語が何なのかを探っていくうちに、省略部分の意味を埋め合わせる部分を想像していくことになります。これが「余情」ということです。

②.名词放在句子的最后,省略的动词或助词给读者留下想象的空间。也就是说,名词后因省略了“动词·助动词”,读者在探索着省略语是什么的时候,被掩盖的省略部分会给人留有想象的余地。这又叫“余韵”。

4.使い方

4.使用方法

①.述語や助詞・助動詞を使わない

①.不用谓语、助词或助动词

述語や助詞・助動詞を使わない。つまり、主語・目的語・補語をそのままぽんと投げ出す。文末が名詞(体言)になる。このことで、「体言止め」を生みだすことができます。

不用谓语、助词或助动词。也就是只把主语、宾语、补语写出来。使句尾变成名词(体言)。通过这样可形成“体言终止”。

5.注意

5.注意

①.品格に欠けることがある

①.有些失礼

品格に欠けることがある。そのため、正式な文章・正式な論文などには、ふさわしくありません。

使用这种修辞手法有些失礼。为此,不适用于正式的文章、论文中。

②.動詞や助動詞の省略によって、窮屈な文になる

②.由于省略了动词和助动词,句子会显得拘束

動詞や助動詞を省略することで、文が名詞で終わる。それをくり返すと、ぎゅうぎゅう詰めの余裕のない文になっていまいます。

因为省略了动词和助动词,句子以名词结尾。如此重复之下,句子结构过于紧凑反而显得没有空间感。

6.例文を見る

6.看例句

白い雲   青い空  緑の匂い

白云 蓝天 绿草香

というのが、「名詞止め」に当たります。「白い雲」で文が終わる。つまり、名詞で文章が終わっている。「青い空」と「緑の匂い」も同じです。

这种修辞手法叫做“名词终止”。用“白云”结句。也就是用名词在句子最后做终结。“蓝天”和“绿草香”也一样。

日本語では、名詞句のあとには述語とするための動詞(または助動詞)がなくてはなりません。ですが引用した文には、キチンとした文を完成させるための述語がないのです。それは逆に言えば、この文には「名詞(句)」だけしかないということでもあります。

在日语中,名词后面需要有作为谓语的动词(或助动词)。然而,在引用的句子里面,并没有为了句子完整性而存在的谓语。所以换言之,这类句子只有“名词(节)”。

そのため。例に出してきた文章は、述語を補ってみると、

白い雲がたなびいている。 青い空が広がっている。 緑の匂いが香っている。 と、こんなふうに補うことができます。

为此,我们试着将例子中的句子补上谓语,

白云如缕 蓝天如舒 油油绿草香。句子补充完整后变成这样子。

もちろん、これは一つの例として述語を補ったものです。この述語でなければならないというものではありません。どのような述語であってもかまわないのですが、とにかく述語が足りないのです。従って余情がでます。

当然,这只是补充上谓语的其中一个例子。不是说必须是这样的谓语。补充上怎样的谓语都没什么关系,只是这个句子缺少了谓语。因此也能让句子产生言外之趣。

小编注:「名詞止め」也叫做「体言止め」,是和歌中的常用修辞手法。因为简洁而有余韵,现在也经常能在文学作品或者广告词中看到。

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