馬鹿じゃなれない「おバカ」タレント
一見矛盾してるようですが、本当のことです。と言っても「おバカ」を装ってるとか、ワザとクイズの答えをボケてるとかいうレベルの話じゃありません。

笨蛋可成不了“傻瓜”艺人
咋看这是矛盾的,但却是事实。但也并非是说装作“傻瓜”,或者故意木瓜起来像是回答不出问题。


クイズを間違えてしまうのは「知識」がないから。でもトーク番組等で、全体の流れを把握しながら自分の言葉で話すには、頭の回転が速くないと無理です。

答错问题是因为“知识”匮乏。但是在脱口秀等节目中,想要掌握全局并用自己的话来说,如果头脑转换不灵是绝对办不到的。

その意味では、男は上地雄輔。女は木下優樹菜が、全バラエティ対応の「賢いおバカ」代表では。ただ、今はセミリタイア状態ですが、数々の伝説を残してきた若槻千夏こそが、No.1おバカタレントではないかと、当ガイドは個人的に考えてます。

在此意义上,男性的上地雄辅,女性的木下优树菜可说是所有同类节目中的“聪明傻瓜”的代表。虽然现在处于semiretire状态,但是我个人认为留下了无数传奇的若规千夏才是NO.1的傻瓜艺人。

译注:semiretire的semi是一半的意思,retire是退休的意思,通常指退休之前,主动从自己构筑的事业中引退,安享晚年。

「おバカ」に必要不可欠なもの

“傻瓜”必备

冒頭に、クイズブーム、おバカブームと記しましたが、現在「おバカ」を売り物にしたクイズ番組は「ヘキサゴン」以外に、ほとんど見当たらなくなりました。決してブームが去ったわけではなく、「ヘキサゴン」のようにうまく「おバカ」を操れる番組がないからでしょう(唯一対抗できるのは、「めちゃイケ」の抜き打ちテスト企画くらい?)。

文章开头说到了智力竞猜活动和傻瓜风潮,但现在以“傻瓜”为卖点的竞猜节目除了“HEXAGON”之外几乎都销声匿迹了。这绝非热潮减退,而是没有任何节目能像“HEXAGON”这样掌握好分寸(唯一能对抗的大概也就“MECHA”这种突击测试的企划节目了吧?)

「ヘキサゴン」MC、島田紳助の名司会ぶりは誰もが知るところですが、彼がいなければここまでの「おバカブーム」が生まれなかったことも確かです。どこにそんな力があったんでしょうか。

“HEXAGON”主持人岛田绅助的魅力家喻户晓,如果没有他,肯定也不会产生这股“傻瓜风潮”。那么其魅力在什么地方呢?

番組の中でおバカな解答や発言があった時、そこに「全力で突っ込む」こと。それこそがバラエティMCに課せられた使命です。そこに少しでも「冷笑」や「お約束」の素振りを視聴者に感じさせたら、番組は失敗に終わるでしょう。しかも「バカッ」と突っ込むより「アホッ」と言った方が、笑って見られる。その点を充分に把握していると思います。

节目中出现犯傻的回答或言论的时候,就要“全力吐槽”。这才是多才的主持人所背负的使命。这时,如果让观众感觉到些许的“冷笑”或“规则性”,节目就会以失败告终。而且比起说“バカッ”来,还是说“アホッ”更能引人发笑。我认为岛田绅助很好的把握了这一点。