「残る」は基本的に、全体を取り除いた際に一部が取り除かれないでいる状態を表していると言えます。これに対し「余る」は全体がある基準点を越えてはみ出しているような状態を表しています。「残り」の部分や「余り」の部分だけに着目すると、違いがわかりにくくなりますが、全体と部分という関係で「残り」や「余り」を見るようにすると違いがわかりやすくなります。すなわち「残っ」たり「余っ」たりした段階で「残り」や「余り」以外の部分(つまり全体)が存在しているかどうかという点が両者の違いになっています。

“残る”基本上表示在排除掉整体的时候,仅保留一部分的状态。与之相对的,“余る”是表示整体超过某个基准点时的状态。如果只比较“残り”和“余り”的部分的区别,其差异则比较难以理解,如果从整体和部分的关系来比较“残り”和“余り”的话,就比较容易看出其区别了。即在“残り”下来或是“余り”下来的区别在于,“残り”和“ 余り”以外的部分(即整体)是否存在。

例えば「いくらか金が残る」と「いくらか金が余る」では、前者が既に金を支払った後、手元にいくらかの金があるという状態を表していますが、後者では必ずしも金を使わなくとも、手持ちの金額が必要とされる金額を上回ってさえいればそのように言うことが可能です。

比如在“いくらか金が残る”和“ いくらか金が余る”两个句子中,前者表示在支付了钱之后,还剩下一些钱的状态,而后者则表示不一定用了钱,但是手边的金额还多于所需的金额。

こうした「残る」と「余る」の意味の違いは比喩や慣用表現にも反映しています。「(その光景が)目に残る」と言えば、目を閉じたり、現場から離れて月日が経過することで全体の景観が視野から消え去っても、その特定の光景が消えることなく頭に浮かぶ様子を指します。これに対し「(その光景が)目に余る」と言えば、ある基準となる我慢や寛容の程度を越えている様子を指しており、そこには「残る」の場合と異なって全体が消え去るといった含みはありません。

“残る”和“ 余る”在意思上的区别也反映在比喻和惯用句当中。说到“(その光景が)目に残る”的话,就闭上眼睛,即便不在现场,即便时光已逝,整体的景观已从视野中消失,而这一特定的光景也不会消失,进而浮现在脑中的样子。与之相对的,如果说“(その光景が)目に余る”的话,则是指超过某种基准和可以忍耐宽容的程度,这里和使用“残る”时不同,含有整体已消失的情况。

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