このように、日本人の時間に対する感覚は他の国の人たちから見ると少々ヒステリックなのではないか?という答えが多くみられました。時間のゆとりがない分、電車や駅構内などでの人々の緊張感も特異な印象を受けているようです。ただ、時間に厳しくなる分、約束事などは守るので信頼できる、という意見も多くありました。

如此这般,针对日本人的时间观念,就外国人来看认为有些歇斯底里的回答比较多。据说正是由于这种时间紧迫感,让人对电车和车站内人们的紧张感也有了特殊印象。不过,也有不少看法认为越是严守时间,越显得能信任对方遵守约定。

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では、いつから日本人はここまで時間を意識しはじめたのでしょうか。理由ははっきりとはしませんがいくつかあるようです。それによると、日本人は元々時間には寛容で、明治時代初期には鉄道の30分遅れはあたりまえでした。工場では労働者が遅刻することも多くありました。そこで昭和初期頃の80年前くらいに導入されたのが「科学的管理法」です。これは作業効率を上げるためにアメリカで作られた労働者管理法で、労働者の作業を時間などで標準化したものです。

那么,日本人是何时开始如此重视时间的呢?原因不甚明了,但有几种说法。据说,日本人原本也对时间很宽容,明治时代初期火车晚点30分钟是稀松平常的事,工厂工人迟到的也很多。于是在80年前的昭和初期引入了“科学管理法”。该管理法是为提高工作效率在美国形成的劳工管理法,是将劳工作业以时间等因素来量化的制度。

労働管理法を取り入れた昭和初期頃から、公共機関や企業での遅れや、労働者の遅刻が減ってきたという説があります。他に、江戸時代、武士が遅刻や欠席をするというのはとても愚かなことなので、その名残から意識しはじめている、という説もあります。また、天文と方位の関係上、日本人は昔から月や星などではなく、正確な太陽の日陰の差す方位で、季節や時間を測っていたためであるともいわれています。

据说自从昭和初期引入劳动管理法后,公共机构和企业的迟到以及工人迟到现象就减少了。另外,还有说法认为在江户时代武士如果迟到或缺席是相当愚蠢的行为,从这一残留观念中人们开始意识到守时。此外,在天文和方位关系上,日本人自古就不是通过月亮和星星,而是通过太阳光照射的正确方位来测出季节和时间。

世界各地の歴史書の多くが、年月日さえ書いていなかった中で、日本書紀など日本の古い文献は年月日に干支までつけてあります。このことから、日本人の時間に対する意識は、大分昔からあったようです。

世界各地的很多史书连年月日都不记,但日本书纪等日本古文献中不但年月日,连干支都有记明。由此看出日本人对时间的意识在很久以前就存在了。

日本人は時間に厳しいという習慣が関係しているのか、日本では公園、店舗、ビルの看板などいたるところに時計があります。さらに、携帯電話を時計代わりに、また、アラームやストップウォッチとして使う人も多くいます。

不知是否跟日本人严守时间的习惯有关,日本的公园、店铺和大厦的招牌等目所能及之处都有时钟。还有很多人用手机代替钟表,以及使用闹钟提醒和秒表功能的。

日本に3年住んでいる中国人の梁琳琳さんは言います。「日本に来たばかりの頃は、学校や仕事に毎日のように遅刻していました。でも、最近は時間を意識するようになり、バランス良くスケジュールをこなせるようになりました。そして友達に信頼されるようにもなりました」。

在日本住了3年的中国人梁琳琳说:“刚到日本的时候,学校和工作每天都迟到。不过,最近也开始有了时间观念,也能较为平衡的掌控日程,也受到朋友的信任了。”

近頃、時間に寛容な日本人も多くなりましたが、「時間を守る」ということは、日本での生活を楽しくするためには、非常に大切です。最近では、アメリカのビジネスマンの遅刻も減ってきたり、海外でも遅刻に厳しい企業が増えてきています。

近来,对时间宽容的日本人也多了,不过“守时”这点依然是在日本开心生活相当重要的一环。最近,美国商务人士的迟到现象也减少了,海外对迟到严格的企业也增加了。

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