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第２６回三島由紀夫賞、山本周五郎賞（新潮文芸振興会主催）の候補作が発表された。選考会は５月１６日。候補作は、以下の通り。

第26届三岛由纪夫奖和山本周五郎奖（新潮文艺振兴会主办）的候选作品名单公布。评选委员会将于5月16日举行。候选作品如下：

三岛由纪夫奖

『しろいろの街の、その骨の体温の』（朝日新聞出版）

村田沙耶香

クラスでは目立たない存在である小４の結佳。女の子同士の複雑な友達関係をやり過ごしながら、習字教室が一緒の伊吹雄太と仲良くなるが、次第に伊吹を「おもちゃ」にしたいという気持ちが強まり、ある日、結佳は伊吹にキスをする。恋愛とも支配ともつかない関係を続けながら彼らは中学生へと進級するが——野間文芸新人賞受賞、少女の「性」や「欲望」を描くことで評価の高い作家が描く、女の子が少女に変化する時間を切り取り丹念に描いた、静かな衝撃作。

小学四年级女生结佳在班上并不起眼，一边应付着女孩子们之间复杂的友情，一边还和书法兴趣班的伊吹雄太成为了好朋友。但是，结佳愈来愈想把伊吹当作“玩物”。于是，有一天，结佳亲吻了伊吹。他们既非恋人，也无制约关系，就这样升上了中学。这是一部由擅长描写少女的“性”与“欲望”的野间文艺新人奖获奖作家所精心呈现的小女孩向少女转变时期的惊世之作。

スタッキング可能』（河出書房新社）

松田青子

「あなた」と「私」は入れ替え可能？小さかろうがなんだろうが希望は、希望。

“你”和“我”可以互换？不管是很小的，还是其他什么的，希望就是希望。

『暗殺者たち』（「新潮」２０１３年２月号）

黒川創

漱石は伊藤公暗殺に何を思ったか？動乱の日本近代史をスリリングに物語る画期的な長篇小説。

夏目漱石是怎样看待伊藤公爵被暗杀事件的呢？这部长篇小说具有划时代意义，以令人毛骨悚然的笔锋呈现动乱的日本近代史。

『想像ラジオ』（河出書房新社）

いとうせいこう

耳を澄ませば、彼らの声が聞こえるはず——。著者16年の沈黙を破る、生者と死者の新たな関係を描き出した心に深く響く物語。

侧耳倾听，可以听见他们的声音——。作者打破16年的沉默，写下这部震撼人心的作品，描述活着的人与死去的人之间的新型关系。

『工場』（新潮社）

小山田浩子

不可思議な工場での日々を三人の従業員がそれぞれに語る。熱帯魚飼育に没頭する大金持ちの息子とその若い妻を描く「ディスカス忌」、心身の失調の末に様々な虫を幻視する女性会社員の物語「いこぼれのむし」を収録。働くこと、生きることの不安と不条理を、とてつもなく奇妙な想像力で乗り越える全三篇。

三个员工各自阐述在不可思议的工厂生活的每一天。本书收录了描写埋头饲养热带鱼的富二代和他年轻的妻子的《盘丽鱼忌》，因身心失调而出现幻觉、看到各种虫子的女职员的故事——《拥挤的虫子》。凭借奇妙无比的想象力，克服工作与生活的不安和荒唐的全三篇。