パナソニックホールディングスは、2025年度からグループの構造改革に乗り出すことを明らかにしました。テレビなど収益性が低い事業の見直しや人員の削減などを通して、3000億円以上の収益改善を目指すとしています。

松下电器产业株式会社表示将从2025年度开始进行集团结构改革。通过对电视机等收益较低的事业的重新评估以及人员削减等方式,实现3000亿日元以上的收益改善效果。

具体的には、テレビや家電といった収益性が低い事業は在り方を見直し、このうちテレビ事業は、売却や撤退も含めた検討を行うとしています。

具体策略上,对电视机、家电等收益较低的事业进行重新评估,也在商讨出售或放弃松下电视机事业。

また、家電や空調、照明を手がける傘下の事業会社「パナソニック」を解散して複数の事業会社に分割するほか、グループ内で分散している家電事業を集約して、開発、製造、販売の体制を大幅に見直すということです。

此外,除了解散主营家电、空调、照明的旗下公司“松下”,将其拆分为多家事业公司外,还将集团内分散的家电业务集中起来,重新商讨其开发、制造和销售体制。

さらに人員の削減も行い、2028年度に3000億円以上の収益改善を目指すとしています。

在此基础上进行人员削减,以实现到2028年度达到3000亿日元以上的收益改善效果。

楠見雄規グループCEOは、オンライン会見で「収益性と競争力に課題を残していることを重く受け止めている。みずからを抜本的に変える必要があると判断した」と述べました。

公司CEO楠见雄规在线上记者会中表示:“我们痛感公司事业在收益性和竞争力上留下的巨大问题,并意识到有必要进行脱胎换骨的改革”。

同社は、前身の松下電器産業時代の1952年に白黒テレビを発売。60年にカラーテレビを売り出し、東京オリンピック(64年)などでのテレビの普及期を支え、テレビは「家電の王様」と呼ばれる存在になった。

1952年,松下电器产业株式会社前身松下电器产业公司推出了黑白电视。60年推出彩色电视,加上64年东京奥运会等事件的普及,让电视机成为“家电之王”。

21世紀に入り、テレビに薄型化の波が押し寄せると、2003年にプラズマや液晶などの薄型画面を採用した「ビエラ」を発売し、薄型テレビ市場に本格参入。自前で製造するスタイルにこだわった同社は、兵庫県尼崎市などに大型の工場を建設し、07年度にはテレビ事業の売り上げが1兆円に達した。

21世纪后,在薄型电视迅速发展的背景下,松下在2003年推出了使用等离子和液晶屏幕的“VIERA”系列平板电视,正式闯入薄型电视市场。松下坚持自主制造,在兵库县尼崎市等地建设大型工厂,到2007年度,松下的电视机业务销售额已经达到了1兆日元。

だが、結果的に液晶との競争に敗れ、路線変更を迫られた。14年にプラズマ事業を終了。その後も中国などの海外メーカーとの競争が厳しく、苦境が続いていた。

然而,松下最终还是在液晶竞争中败阵,被迫改变发展路线。14年,松下正式放弃等离子事业。之后与中国等海外制造商之间的竞争也非常激烈,一直身处苦境。

楠見社長は記者会見で「方向性としてだが、売却するかどうかはコメントできないし決めていない。売却以外の選択肢もある。高収益な事業の固まりにしていくにはやり方を見直していかなければいけない」と述べた。

楠见社长在记者会上说:“在改革方向上,目前尚未决定是否出售电视机事业,也有出售之外的选择。为确保高收益业务,必须对目前公司的架构重新进行评估审视”。

国内の電機大手では近年、テレビ事業からの撤退が相次ぐ。東芝は18年に事業を中国メーカーに売却。三菱電機は21年に量販店向けの出荷を終え、事実上撤退した。現時点ではパナソニックの他、シャープ、ソニーグループの3社が自社生産や販売を続けている。

近年来,日本国内多家电机公司纷纷放弃电视机事业。东芝也在2018年将该事业出售给中国制造商。三菱电机21年停止向量贩店铺供给电视机,事实上退出了该项事业。目前仅剩松下、夏普和索尼集团三家公司还在坚持自主生产和销售电视机。

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