【日语外刊精读】時給ゼロ円も珍しくない配達員を残酷な待つ未来
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日译中 正文
「時給ゼロ円」も珍しくない?やりたい人が群がった「ウーバーイーツ配達員」を待つ“残酷な未来”
2社を訴え、総額4700万円を勝ち取った“モンスター社員”であり、気が付けば配達軒数6000回以上を誇るベテラン配達員でもある佐藤大輝氏。この記事では引き続きウーバーイーツ配達員の労働環境について、実体験をもとに分析。はたして配達員は「ブラック」か否か。
さて、勘のイイ読者様は既にお気付きかもしれないが、ウーバーを本業にする働き方は非常にリスキーだ。なぜならどんな悪条件でも「やりたい」と手を挙げる人が多数存在し、その人たちで業務が回るのなら「やりたくない人」の要望にウーバー側が応える必要性が無くなるからだ。
|報酬の例が分かりやすい。配達員の増加。デリバリー需要の減少。報酬の引き下げ(ブラックボックス化されているので詳細不明)等の理由により、昔に比べて稼げなくなったことは筆者自身も痛感している。ここ最近は一度も仕事の依頼が来ない「時給0円」状態が2、3時間続くことも珍しくなくなった。
しかし、それでも別に構わない(なぜなら待っている時間に本を読めばいいから)と考える筆者のような配達員が多数存在するからこそ、悲鳴の声は反映されにくくなる。人によっては働く環境がブラック化しているように感じるだろうが、需要と供給。健全な市場原理の上にギグワークは成り立っている。法律上も問題無い。弱肉強食の真逆。強肉弱食の世界で勝ち残るためには、ウーバーだけに依存しない働き方を選択するのが賢明と言える。
生活のために働かなければならない個人の事情はあるのかもしれないが、そもそも「やりたい人がやればいい」とは視点を変えるなら「やりたくない人は辞めてもらって構わない」と同義である。また、「やりたい人」で溢れているウーバーイーツ配達員は、裏を返せば「やれる人」が多いとも表現できる。街中では飲食店の前で注文を待つ「地蔵」と呼ばれる配達員を目撃する機会が多いが、これはウーバー側が「やりたい人」「やれる人」を大量に確保することに成功した証明なのだろう。ウーバーという会社はとても頭がイイ。労働力の安売り合戦の流れは、どうにも止められそうにない。
最後に、ウーバーイーツの配車システムから未来の私たちの働く姿を想像してみよう。ウーバーイーツ配達員への仕事の振り分け、いわゆる「配車業務」は人間ではなく機械・システムが自動で行っている。つまり機械が人間へ、仕事の指示を出している。人間が機械という道具を使って仕事をしていると言うより、機械が人間という道具を使って仕事をしているように見えるから面白い。
ちなみに筆者は運送会社で配車係として働いていた経歴があるのだが、仕事を機械に奪われる前に強制退職(解雇)させられたことはある意味、ラッキーだったのかもしれない。人口減少が進み、人材不足が叫ばれる我が国において、機械化の流れは今後幅広い業界で進行していくだろう。
ただし、人間という道具は正直、使い勝手が悪い。筆者自身が典型的だが、人間は感情のある生き物であり、だからこそと言うべきか、パフォーマンスは安定せず取り扱いも難しい。よって最終的には機械が機械を使うようになっていくと推測するが、その時、いったい人間に何が残されているのだろうか。私たちの働く未来にあるのは希望なのだろうか、それとも絶望なのだろうか…。
伝え忘れていたが、自転車乗りにとって「風」は天敵である。なぜなら正面から吹かれると移動が困難になるからだ。けれど背中側から吹いててくれれば追い風となり、自身の強力な味方へと変化する。今日も筆者は「未来の風」を全身で感じながらママチャリに乗り、街を走っている。
2社を訴え、総額4700万円を勝ち取った“モンスター社員”であり、気が付けば配達軒数6000回以上を誇るベテラン配達員でもある佐藤大輝氏。この記事では引き続きウーバーイーツ配達員の労働環境について、実体験をもとに分析。はたして配達員は「ブラック」か否か。
佐藤大树是一名 "怪物员工",他起诉了两家公司并赢得了总计4700万日元的赔偿,同时他也是一名资深送货员,在不知不觉间已经送了6000 次货。本文中佐藤氏会根据亲身经历,分析Uber Eats外卖送餐员的工作环境。回答外卖员行业到底 "黑 "不 "黑"的问题。
词汇解析
モンスター社員:指一些会对公司带来不良影响的问题员工。文中该词打了引号,可以理解是作者的一种自嘲,也符合他与公司打过官司的行为。
(数量词)以上を誇る:固定搭配,经常用来表示数量多。
ブラック:本文中指的是黑心的工作环境。
句法解析
はたして…か[语法]:
接续:N/V/A/AN简体
意味:表示“真能……吗?”的意思,表示说话人对“能否按预想发展”持怀疑态度。结尾常用“か”、“だろうか”、“かどうか”的形式,“か否か”是“かどうか”的一种更书面的表达形式。另外如果句中有“いつ”“どこ”“だれ”等疑问词,便表示“到底……呢”的意思。
例句:
はたして誰の言っていることが真実だろうか。
到底谁说的话是真的呢?
知识补充
Uber Eats:一款外卖软件。Uber首先于2014年在洛杉矶推出只针对午餐的送餐服务,并在随后将这一服务扩张至纽约、多伦多、奥斯汀、芝加哥和西班牙的巴塞罗那。
2016年3月1日(美国当地时间),Uber正式推出独立送餐应用Uber Eats,首先在洛杉矶推出服务,并陆续扩展至美国其他城市,并在欧洲、非洲以及中东地区的100个城市上线。
さて、勘のイイ読者様は既にお気付きかもしれないが、ウーバーを本業にする働き方は非常にリスキーだ。なぜならどんな悪条件でも「やりたい」と手を挙げる人が多数存在し、その人たちで業務が回るのなら「やりたくない人」の要望にウーバー側が応える必要性が無くなるからだ。现在,聪明的读者可能已经注意到,将 Uber作为本职工作是非常危险的。这是因为,如果不管条件多么恶劣,还是有很多人举手表示“想做外卖员”,假设只靠这些人Uber就能够继续运转,那么他们就没有必要回应那些“不想做外卖员”的人的要求。
词汇解析
リスキー[形動]:危险的,有风险的。
译文解析
なぜならどんな悪条件でも「やりたい」と手を挙げる人が多数存在し、その人たちで業務が回るのなら「やりたくない人」の要望にウーバー側が応える必要性が無くなるからだ。
翻译这个句子首先要理清其中的逻辑关系,通过句首句尾的“なぜなら…からだ”可知整个长句都是在阐述原因,我们可以先把句子翻译出来,再把“因为”补充上去。句子中存在一个假设条件,即“なら”前面的部分,“不管条件多差都有很多人想做配送员,凭借这些人业务可以运转”,为了句子更通顺,可以两句话都加上“如果/假设”。其余部分按语序直译即可。
報酬の例が分かりやすい。配達員の増加。デリバリー需要の減少。報酬の引き下げ(ブラックボックス化されているので詳細不明)等の理由により、昔に比べて稼げなくなったことは筆者自身も痛感している。ここ最近は一度も仕事の依頼が来ない「時給0円」状態が2、3時間続くことも珍しくなくなった。
在这里举一个易懂的例子——报酬。因为外卖配送员的增加、送货需求的减少、报酬的下降(关于这方面信息未公开,所以详细情况无从得知)等原因,笔者自己也切身意识到:收入没有之前多了。最近,因没有配送订单而"零时薪"的情况持续两三个小时的情况也并不罕见。
词汇解析
デリバリー[名詞]:送货,交付,交货,配送。
知识补充
ブラックボックス化:指在组织内部,工作的具体内容不透明,其他的内部工作人员并不了解该工作详细。
しかし、それでも別に構わない(なぜなら待っている時間に本を読めばいいから)と考える筆者のような配達員が多数存在するからこそ、悲鳴の声は反映されにくくなる。人によっては働く環境がブラック化しているように感じるだろうが、需要と供給。健全な市場原理の上にギグワークは成り立っている。法律上も問題無い。弱肉強食の真逆。強肉弱食の世界で勝ち残るためには、ウーバーだけに依存しない働き方を選択するのが賢明と言える。
不过,因为有很多像笔者这样的外卖配送员对此感觉无所谓(因为他们可以在等待订单的时间里看书),因此外卖员的难过不容易传达出去。也许有些人觉得工作环境 "黑心化 "了,但是兼职是在供求关系这一合理的市场原则上成立的。这方面并不存在法律问题。这与弱肉强食是正好相反的,即强肉弱食,要想在这种世界中生存下去,明智的做法是选择一种不完全依赖uber的工作方式。
词汇解析
成り立つ[自五]:
(1)该事物产生。成立。
例文:
推測が成り立つ。
推测成立。
(2)几部分合在一起形成一个事物。构成。组成。
例文:
国会は衆議院と参議院から成り立っている。
国会由众议院和参议院组成。
知识补充
ギグワーク(Gig work):兼职。和“アルバイト”相比工作时间更短更灵活,大多是1~3小时。不与对方建立雇佣关系。
译文解析
弱肉強食の真逆。強肉弱食の世界で勝ち残るためには、ウーバーだけに依存しない働き方を選択するのが賢明と言える。
本句中需要注意的点是,“强肉弱食”是作者自己造的词,为了呼应前句中的“弱肉強食の真逆”。所以我们在翻译的时候最好补充指出两者关系:这与弱肉强食是正好相反的,即强肉弱食。
生活のために働かなければならない個人の事情はあるのかもしれないが、そもそも「やりたい人がやればいい」とは視点を変えるなら「やりたくない人は辞めてもらって構わない」と同義である。また、「やりたい人」で溢れているウーバーイーツ配達員は、裏を返せば「やれる人」が多いとも表現できる。街中では飲食店の前で注文を待つ「地蔵」と呼ばれる配達員を目撃する機会が多いが、これはウーバー側が「やりたい人」「やれる人」を大量に確保することに成功した証明なのだろう。ウーバーという会社はとても頭がイイ。労働力の安売り合戦の流れは、どうにも止められそうにない。
或许在个别情况下,人们不得不为生计而工作,但实际上,如果改变视点去看"想干的人来干就好"的观点,这与 "不想干的人可以不干"就是同义词。Uber Eats 的送餐员中有很多 "想做 "的送餐员,但反过来也可以说,他们中也有很多 "能做"的送餐员。我们可以在街上看到被称为 "地藏 "的外卖员在餐馆门口等待订单,这其实也证明了 Uber已经成功地争取到了一大批“想做”和“能做”的人。Uber这家公司真的很聪明,这样下去廉价劳动力的趋势是无法轻易阻止的。
词汇解析
事情[名詞]:
(1)缘故,缘由,事由,理由。
例文:
家庭の~でどうしても行けません。
因家庭原因怎么也不能去。
(2)情形,情况,状况,内情。
例文:
住宅~はますます悪化している
住房状况越来越差。
句法解析
動詞ます形+そうだ[语法]:
[意味]:表示说话人的意志无法控制的现象即将发生的意思,“眼看就要……”,常与“あやうく(差一点儿)”“あわや(眼看就要)”等副词一起使用,表示事态即将发生的紧迫感。否定形式用“そうもない/そうにない/そうにもない”,表示没有某种迹象,推测某件事近期不会发生。注意不能用“そうではない”的形式。
例文:
びっくりして持っていたグラスを落としそうになった。
吓了我一跳,差点把手里的玻璃杯掉到地上。
最後に、ウーバーイーツの配車システムから未来の私たちの働く姿を想像してみよう。ウーバーイーツ配達員への仕事の振り分け、いわゆる「配車業務」は人間ではなく機械・システムが自動で行っている。つまり機械が人間へ、仕事の指示を出している。人間が機械という道具を使って仕事をしていると言うより、機械が人間という道具を使って仕事をしているように見えるから面白い。
最后,让我们从 Uber Eats 的车辆调度系统想象一下未来我们工作的样子。 对Uber Eats送餐员的工作分配,即所谓的 "调度工作",是由机器和系统自动完成的,而非人工。换句话说,机器正在向人类发出工作指令。这很有趣,因为表面上看起来像是人类使用机器这一工具工作,但其实更像是机器利用人类这一工具在工作。
词汇解析
振り分ける[他下一]:
(1)分成两半〔两部分〕
例文:
荷物を振り分けて担ぐ。
把行李分两次搬运。
(2)分配。
例文:
予算を各部に振り分ける。
把预算分调到各部门。
ちなみに筆者は運送会社で配車係として働いていた経歴があるのだが、仕事を機械に奪われる前に強制退職(解雇)させられたことはある意味、ラッキーだったのかもしれない。人口減少が進み、人材不足が叫ばれる我が国において、機械化の流れは今後幅広い業界で進行していくだろう。
顺便提一下,笔者曾在一家运输公司做过调度员,从某种意义上说,他在机器夺走他的工作之前就被迫退休(解雇),这件事或许算是幸运。在因人口减少、人力资源短缺而连连叫苦的日本,机械化的趋势今后会在各行各业得到发展吧。
词汇解析
配車[名・自サ]:
物流行业用语,表示根据配送地点、货量等分配车辆和司机。
译文解析
人口減少が進み、人材不足が叫ばれる我が国において、機械化の流れは今後幅広い業界で進行していくだろう。
翻译本句时,要注意“人材不足が叫ばれる我が国”这一部分的处理,首先是“人材不足が叫ばれる”,这句话是不可以直译的,按照日语原文语序的话:人口减少,(民众/社会/企业/国家)喊着人才不足。原文中没有主语,但是就算补充上主语翻译出来,作为中文表达还是会有些不通顺,所以最好采用意译的方法,翻译为“因人口减少、人力资源短缺而连连叫苦”,第二点就是原文中的“我が国”,我们直接就把它翻译成所指的国家“日本”或者“我们日本国”,用“我国”容易产生歧义,最好不要使用。
ただし、人間という道具は正直、使い勝手が悪い。筆者自身が典型的だが、人間は感情のある生き物であり、だからこそと言うべきか、パフォーマンスは安定せず取り扱いも難しい。よって最終的には機械が機械を使うようになっていくと推測するが、その時、いったい人間に何が残されているのだろうか。私たちの働く未来にあるのは希望なのだろうか、それとも絶望なのだろうか…。
然而说实话,人类这一工具并不好用。笔者本人就是一个典型的例子,人类是有感情的动物,这也是他们的表现不稳定、难以驾驭的原因。因此,我推测机器最终会使用机器,但那时人类究竟还能剩下什么? 我们工作的未来是希望还是绝望呢……
词汇解析
取り扱い[名詞]:
(1)(对人)对待,接待,待遇。
例文:
あの旅館は客の~がとてもいい。
那家旅馆的接待工作很好。
(2)(对物)使用,操作。
例文:
機械の~に気をつけてください。
请小心操作机器。
(3)(对事)处理,办理。
例文:
事務の~がうまい。
处理事务熟练。
伝え忘れていたが、自転車乗りにとって「風」は天敵である。なぜなら正面から吹かれると移動が困難になるからだ。けれど背中側から吹いててくれれば追い風となり、自身の強力な味方へと変化する。今日も筆者は「未来の風」を全身で感じながらママチャリに乗り、街を走っている。
我忘了说,风对于骑自行车的人来说是天敌。因为如果风从正面吹来,就会使人移动困难。但如果它从背后吹来,就会成为顺风、成为我们强大的盟友。如今,笔者骑着自行车,全身心地感受着 "未来之风",在城市中奔走。
知识补充
ママチャリ:指的是在日常生活中使用的自行车,价格相比之下较便宜。多用于日常购物等短时间短距离的骑行,前面带车筐。