ワークスタイルと報酬

工作形式及报酬

翻訳の仕事は、基本的に在宅フリーランス。これも翻訳という仕事の大きな魅力です。しかし、映像翻訳や産業翻訳は、正社員や派遣社員として会社に勤務するという選択肢もあります。

翻译工作基本上是在家自由接活,这也是这类工作的一大魅力所在。但是,影像翻译以及产业翻译也可以选择以正式员工或派遣员工的身份为公司工作。

また、ジャンルによって収入のシステムや金額が異なります。目指すライフスタイルや、ワークスタイル、収入にこだわるかどうかなども、ジャンル選びの大きな要素になってくるでしょう。

另外,根据种类不同收入形式及金额也不相同。对理想的生活方式、工作形式以及收入是否有要求也是选择翻译工种的一大要素吧。

たとえば文芸翻訳の場合は、ワークスタイルは在宅フリーランスです。翻訳料は印税か買い取りの形式で、契約先の出版社から支払われます。買い取りの場合は、本の発行部数に関係なく、決まった金額で一冊分の原稿を買い取ってもらいます。

比如文学艺术翻译的话,大多在家自由工作。翻译工资以版税或者买断的形式,由签了合同的出版社支付。买断的情况下,收入无关书籍的发行量,而是根据单本的原稿来定一个固定酬劳。

ベストセラーを訳せば印税収入は大きなものになりますが、それが期待できるような仕事は、主にベテランの翻訳者にまわるようです。駆け出しの翻訳者が文芸翻訳一本で食べていくのは、難しいと言われています。

要是能翻译畅销书籍,版税收入便十分可观,但是有这种希望的工作似乎多落入翻译界的行家手中。新手译者想要靠文学翻译这一条路过日子,还是挺难的。

一方、実務翻訳のワークスタイルは、社内翻訳と在宅フリーランスがあります。

另外,实务翻译的工作形式分为公司内部翻译及在家自由接活。

文芸翻訳者でベストセラーを訳したときのような、大きな収入を望むことはできないのですが、安定した収入が期待できます。フリーランスの場合、翻訳者は翻訳会社※1という翻訳専門のエージェントに登録し、仕事を受注して、作業量に応じた報酬を受け取ります。

虽然这类工作并不像文艺翻译那样靠畅销书籍便能获得可观的酬劳,但收入也是比较稳定的。自由职业者的话,可以在翻译公司这类专业翻译代理机构注册后进入其人才库,通过接活获得与工作量相应的报酬。

専門分野によって、また翻訳者としてのキャリアや力量によって、収入は大きく変わってきます。つまり、駆け出しで仕事が不安定なうちは最悪年収数万円ということもありえますが、一方でベテランの方の中には、年収1000万円を超すスーパー翻訳者もいるのです。

根据专业领域、译者工作经历、能力不同,收入也大有不同。也就是说,既有因初出茅庐工作不安定导致年收最低时仅数万日元的译者,也有年收超千万的翻译大家。

※ 1翻訳会社というのは、翻訳を必要とするソース・クライアントとフリーランスの翻訳者の間を取り持つ、仲介業者です。翻訳会社の営業担当がソース・クライアント(主に企業)から翻訳の仕事を請け、コーディネーターが登録している翻訳者の中から、専門などを考慮して適任者を選び出し、依頼します。翻訳者は受注から納品まで、一貫してコーディネーターとやりとりします。翻訳者が依頼元のクライアントと接触することはありません。

注:ソースクライアントとはひとつの翻訳案件において俗に孫請けと呼ばれるような二次受注の関係が存在するようなとき、一次発注者、すなわちその翻訳を発注した大本のお客さんのことを指します。

所谓的翻译公司指的是斡旋在需要翻译的原客户及自由译者之间的中介。翻译公司的营业负责人从原客户(主要是企业)那承包下翻译工作,然后由统筹人员从注册译者的专业等方面进行考量,在人才库中找到合适的人选,向其发出委托。译者从接受订单到交付作品都始终与统筹人员保持联系。译者不会接触到委托方客户。

翻译工作者心得:在现实和梦想间如何平衡