ヒント:

书名和作者的名字也需要听写。


テーベ

よす

病いにかかる

〜の折

コトコト

引出

いろいろ


书写方式参考:【听写规范】日语听写酷听写规范(2013年5月版)


あらすじ

物心がついたときから自分以外の人間に恐怖し、他人の望むように振る舞う、他人本位な主人公、大庭葉蔵。成長して上京した彼は、友人の画学生堀木に教えられた左翼(さよく)思想と淫売婦に溺れていく。銀座の女給と心中を図ったものの、自分だけが助かった葉蔵は、やがてたばこ屋の娘ヨシ子と内縁関係になる。しかし、ヨシ子の浮気現場を見たのをきっかけに麻薬中毒に陥り、ついには友人たちによって脳病院に入れられてしまう。家族からも見放され、廃人同様の自分に自ら人間失格の烙印(らくいん)を押すのだった。

解説

タイトルのインパクトが強烈。自由であるがゆえに不安もある現代の若いものにとっても、この四文字で表される絶望感は心に届くものがあるだろう。禅、儒教(じゅきょう)、武士道のように自分で自分を作る精神的財産が継承されなくなってしまった昨今(さっこん)、アイデンティティは他人の目を意識したものとなりがちだ。主人公に武士道の精神があったなら「人間失格」とは思わないだろう。主人公は太宰そのものではないが、かなり太宰的なキャラクターが入っている。そういう意味では、命がけの文学と言える。

「いけません。私の主人も、テーベのくせに、菌を酒で殺すんだなんて言って、酒びたりになって、自分から寿命を縮めました」
「不安でいけないんです。怖くて、とても、だめなんです」
「お薬を差し上げます。お酒だけは、およしなさい」
奥さん(未亡人で、男の子が1人、それは千葉だかどこだかの医大に入って、間もなく父と同じ病いにかかり、休学入院中で、家には中風の舅が寝ていて、奥さん自身は5歳の折、小児痲痺片方の脚が全然だめなのでした)は、松葉杖をコトコトと突きながら、自分のためにあっちの棚、こっちの引出、いろいろと薬品を取り揃えてくれるのでした。

> 烨伊 译 
“不行。我丈夫以前也是这样,明明有肺结核,却说喝酒能杀死病菌,嗜酒如命,自己折了寿。”
“我现在担心得很。简直是怕得要命。”
“我给你开些药。记住千万不能再喝酒了。”
老板娘(她是位寡妇,有一个男孩,在千叶或是什么地方的医科大学读书,不久患了和父亲同样的病,现在休学在医院调养,家里还躺着一位中风的公公。女老板五岁的时候患上小儿麻痹,一只脚完全不能走路)拄着拐,翻箱倒柜地为我配药。拐杖在地上,发出“嗵嗵”的声音。

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