日本では、英語ほど国民的な話題になる外国語はないだろう。最近では、先月に東京工業大学(東京都目黒区)で行われた入学式で、日本人の新入生を前に、三島良直学長が英語で式辞の全文を述べ、議論を巻き起こしている。「英語だけが重要だというような式辞軽率だ」と批判する声があった一方、「新たな気概を感じた」と賛同する声も上がるなど、さまざまな意見が飛び交った。それでも、三島学長は、「英語で式辞を述べることで、当大学が国際的に一流の大学になるために努力しているという姿勢を示すことができた。大学院については2018年ごろに約9割の授業を英語にする」と語っている。

在日本,像英语一样,能够成为全日本国国民讨论话题的外国语言,大概找不出第二个了。最近,四月份东京工业大学(东京都目黑区)举办的入学典礼上,三岛良直校长在新生(日本人)面前全程采用英语进行致辞的事,掀起了舆论风潮。既有“好像只有英语重要一样,这么做太欠考虑了”这样,批判的声音,同时也有人赞同道:“感受到了新气象”。各种各样的意见互相交锋。虽说如此,但是三岛校长回应说:“通过用英语致词,可以展示我们向‘举办国际一流大学’而做出努力的姿态。大学院的课程,决定到2018年左右对90%课程采取全英教学。”

この「英語の式辞」をめぐるエピソードは、日本社会の英語に対する注目度を示す一例にすぎない。「英語力」という言葉の存在も、日本人の英語に対する思いを物語っている。そして、「日本人は英語を学ぶ必要が本当にあるのか」という類の話題も日常的だ。現在、日本では2020年東京オリンピックの準備が着々と進められており、開催国として、いかに世界に通じる言語を使って外国人をもてなすかが重要課題となっている。そして、政府から民間まで、英語を学ぶ各種育成プログラムを次々に実施している。過去をたどってみると、日本人は英語に対してコンプレックスを抱いており、「好き」という人も、「きらい」という人もいる。

这件围绕“全英致辞”的趣闻,展现了日本社会对英语的关注度,而这仅仅是一个很小的例子罢了。日文中存在“英语力”这个单词本身,就能表达日本人对英语的看法了。而且,像“日本人真的有学习英语的必要吗”这样的话题也是很常见的。现在,日本正在切实准备2020年东京奥林匹克运动会。作为主办国,怎样通过使用世界通用语言来接待外国人成为了重要的课题。因此,从政府到民间,各种英语学习类工作也在逐渐推进中。回顾过往,日本人对英语怀抱着复杂的想法,有人喜欢,也有人感到厌恶。

英語が好きな日本人を見ると、危機感が英語の習得を促し、「英語力」はグローバル化を意味し、グローバル化は競争力の重要な一部分と見られている。

从喜欢英语的日本人身上,可以感受到“全球化是提高竞争力很重要的一部分”这个道理。危机感促进了对英语的学习,而“英语力”正意味着全球化。

英語で「グッドモーニング」と言い、英語で会議を行い、英語でメールを送る。日本最大のネット通販会社・楽天は、「英語の公用語化」をスタートさせて約4年になる。日本で前例がなく、賛否両論を巻き起こしているこの試みについて、楽天の三木谷浩史社長は、「国民が良い教育を受けているにもかかわらず、英語を話せない。これは日本の重要な課題。言葉の落差を必ず乗り越えなければならない。日本は『言語鎖国』をやめなければならない」と強調する。民間でも、「0歳からの英語教育」が人気になっており、子供にはスタート時点で他の人に負けてほしくないという、日本人の気持ちが浮かび上がる

用英语说“早上好”,用英语举行会议,用英语发邮件。日本最大的电子商务公司乐天,推行“英语公用化”已经四年有余。这一尝试在日本史无前例、毁誉参半。乐天公司的三目谷浩史社长就此强调:“尽管日本国国民接受了良好的教育,但是仍不能讲英语。这对日本来说是重要的课题。我们必须弥补语言上的差距。日本不能再‘言语锁国’了”。在社会上,“从0岁开始学英语”这样的教学项目也很有人气,不想让孩子输在起跑线上,日本人的这种想法开始变得很明显。

一方、英語が嫌いな日本人を見ると、その大半が英語を学ぶと、民族の文化・情緒が失われるという危機感を抱いている。

另一方面,厌恶英语的日本人,大多抱有“如果学习英语的话,就会丧失民族文化、情感”的危机感。

日本の民間では、「英語やその背後にある西洋文化帝国主義が、日本語や日本の文化を衰退させる」と懸念する声が常に上がってきた。英語の勉強をやめるよう呼び掛ける書籍「国家の品格」を、英語の参考書と一緒に並べ、客に比較させているおもしろい本屋もある。日本筑波大学の津田幸男・教授(言語学)は、「英語帝国主義論」の支持者で、民族の言語の地位と価値を確保するために日本語を重視しなければならず、盲目的に西洋化を進めてはならないと長年訴えてきた。

在日本社会,对“英语以及背后的西方帝国主义会导致日本语、日本文化的衰退”感到担忧的声音也不绝于耳。有些书店甚至会把号召“不要再学英语了”的书籍,如《国家的品格》,和英语参考书放在一起,让客人来比较。日本筑波大学津田幸男教授(语言学方向),是“英语帝国主义论”的支持者,长年坚持“为了使民族语言的地位与价值得到保护,必须重视日本语,盲目推进西方化实不可取”这一论调。

好き嫌いに関係なく、英語は外国語の一つにすぎない。日本のようにあまりに気にしすぎることを避けることはできないのだろうか?1980年に留学生として米国から日本に来たピーターセンさんは現在、明治大学の教授を務めており、「英語力」に悩んでいる日本人を見て、「日本人の英語」というタイトルの本を出版。人気となった。ピーターセンさんは取材に対して、「日本人みんなが英語を学ぶ必要はない。日本では、国際化、グローバル化という言葉がとても流行している。しかし、英語に精通しているグローバル人材になる必要が本当にある日本人は全人口の1割もいないのではないかと、私は思う」との見方を示した。

与好恶情感无关,英语只不过是一种外国语言罢了。1980年作为留学生从美国前来日本的彼得森先生,现在就任于明治大学教授一职,针对因为“英语力”而感到烦恼的日本人,出版了以“日本人的英语”为题的书。很有人气。彼得森先生面对采访,表明了自己的看法:“日本全民学英语是没必要的。在日本,像‘国际化’、‘全球化’这样的单词很流行。但是,实际所需的、精通英语的国际型人才的人数,只占日本全人口的十分之一左右而已”。

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