■日本の創造性、強みと弱みはなにか

■日本创造性的强项和弱项分别是什么

どこの国でも創造性には強みと弱みがあり、それは日本も変わりません。日本の場合は映画やアニメ、音楽などの文化的な面での創造性や食の分野での創造性が強い一方、起業文化やソフトウェアでの分野での創造性が弱いと分析できます。

任何一个国家的创造性都有着自己的强项和弱项，日本也是如此。通过分析我们知道日本在电影和动漫、音乐等文化方面的创造性和食物方面的创造性都是强项，但是在创业文化和软件领域的创造性就比较弱。

Tofuguの記者オースティンさんは以前、「日本人は古くさい国なのか？」という記事のなかで、昨今の日本企業がクリエイティブになれないのはリスクを避けようという心理が働いており、大きな冒険ができないからではないかと言っています。

Tofugu的记者奥斯汀以前在一篇叫做“日本是默守陈规的国家吗”的文章中写，近来日本企业难以进行创新难道不是出于回避风险的心理，不愿进行大冒险吗。

また、記者オースティンさんの個人的な意見では、日本のIT教育は進んでいるとは言えないそうです。大学に入るまでマイクロソフトのワードを一度も使ったことのない学生が多く、プログラミングのスキルも総じて低いからだといいます。

另外，奥斯汀记者个人认为日本的IT教育并没有进展。这是因为在进入大学之前一次都没用过Microsoft的Word的学生有很多，程序设计的技能总体来说也比较低。

さらに、日本では現在でもハードウェアのエンジニアに比べて、ソフトウェアのエンジニアには社会的地位が低く、結果として日本でのソフトウェア分野での発展が妨げられているのではないかと分析しています。

再者，日本现在的软件工程师比硬件工程师的社会地位低，这样难道不是进一步阻碍了日本软件领域的发展吗。

■海外における勘違い

■外国人的错误认知

海外の人が日本はクリエイティブな国だと思うのは、日本の独自性を誇大評価した海外メディアにも原因があるのではないでしょうか。そんな情報を得た外国人観光客も“日本独自なもの”を探し求めにくるので、結果として、「日本はとてもユニークな国だ」という感想をもつようになります。

外国媒体对日本特有事物的夸张评价也是导致外国人认为日本有创造力的一个原因。获得这种信息的外国游客来到日本寻访这种“日本特有的事物”，便会产生“日本真是一个与众不同的国家啊”的感想。

海外が日本を報じる時、「アメリカなどの欧米（先進国）とは違うところ」に着目して、そればかりを取り上げるため、日本はクリエイティブだと安易に結論付けてしまいますが、結局は欧米スタンダードから見た文化の違いを強調したにすぎないとオースティンさんは語ります。

国外在对日本进行报道的时候，着眼于“与美国等欧美国家（发达国家）不同的地方”，因为只报道了这一部分的内容，便容易让人把日本定义成一个富有创造力的国家，结果只不过是对以欧美国家的标准看到的文化差异的强调而已，奥斯汀这样说道。

ポケモンをつくった日本がクリエイティブなら、スマーフを作ったベルギーもクリエイティブ。キャリーぱみゅぱみゅがいるから日本人は独創的というなら、レディーガガを生んだアメリカだって独創的になるのではないかと指摘しています。

他还指出如果创造了神奇宝贝的日本是有创造力的话，那么蓝精灵的故乡比利时也同样具有创造力。如果是因为有Kyary Pamyu Pamyu这样的歌手让人觉得日本人有独创性的话，Lady Gaga的出生地美国难道不也是有创造性的吗。

結論

结论

“日本はもちろんクリエイティブな国。そうじゃなかったら、アップルだって横浜に開発技術センターを作ろうなんて考えなかったはずです。”

“日本当然是有创造性的国家。如果不是这样的话，苹果公司也不会考虑在横滨建一个开发技术中心。”

しかし、クレイジーでストレンジなジャパンの側面だけを切り取って報道し、それを独自性があるとして伝える海外のメディアには疑問を感じると言います。欧米から見て“変わっている”だけで、日本人からすれば普通のことであることも多く、常に欧米をスタンダードとして報道するやり方に共感できないからです。

但他对，只片面报道日本疯狂奇怪的侧面，并将之传达为日本独特面貌的国外媒体感到很疑惑。从欧美人的角度看是“不同”，但是对日本人来说很普通的事情有很多，欧美通常以自己的标准来做报道的做法让人无法认同。

それよりも、彼は「日本人が何を創造的と感じるか」に興味があるといいます。クリエイティビティーを「新しいものを創造する力」と定義するなら、私たち欧米人が見たことのないものを創造的だと判断するのではなく、日本文化のなかで何がこれまでの限界を越えてきたのかを正しくジャッジすることが必要だと結論付けています。

比起这个，他说他对“哪方面能感受到日本人的创造性”这个问题更有兴趣。如果将创造力定义为“创造新事物的能力”的话，并不是将欧美人没有看过的东西定义为创造性，而是公正评判在日本文化中是否有东西超越了现在的界限才是有必要的。

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