5. 送信先アドレスは、一度アドレス帳に入力してから、メールを作成する

初めての人にメールを書く時には、メールアドレスを直接入力して書くより、一旦アドレス帳に入力してからメール作成した方がいい。なぜならば、宛先も相手のメールソフトのメール一覧に表示されるからだ。アドレス帳には<メールアドレス>以外に<宛先名>を入力する欄があるはず。そこに、○○様(株式会社 ○○○)と書いておくと良い。相手のメールソフトにはこんな感じで表示される。

"○○様(株式会社○○○)"<アドレス>

ほら、アドレスだけ入力するより丁寧で印象が良いでしょ。もちろん、返信メールなら普通返信ボタンを押して書くので、いちいち気を遣うのは大変である。しかし、第一志望の会社なら、返信メールでも一旦アドレス帳を開いて、<宛先名>が入ったアドレスで送ったほうがいいと思うぞ。

※"見舘好隆"<アドレス>など、呼び捨てにならないよう気をつけよう。


6. タイトル(件名)は本文の内容を簡単にまとめた言葉に、(カッコ)をして所属と名前を書く

スパムメールが氾濫している昨今、メール本文を開く前に、「メールの内容」及び「メールの発信者」が分かるタイトルにすることが肝要だ。差出人名を氏名にすれば誰からかはわかるが、所属まではわからない。例えば以下のように書いてみると良い。

「先輩訪問のお願いについて(○○大·見舘)」
「1次面接の感想とお礼(○○大·見舘)」
「会社訪問のお礼と感想(○○大·見舘)」

「質問です」「相談です」「よろしく!」だけではさっぱりわからない。スパムだと思ってゴミ箱行きになるぞ。

7. 一行の文字数を全角35文字(半角70文字)以内で、読みやすく改行する

一行が長いと、とにかく読みにくくなる。相手が読みやすくなるように、ちょうど良い文節で改行をしよう。尚、メールソフトの設定で一行文字数を設定できるはず。確認しよう。

<良い例>
○○大学の見舘です。
先日は就職の相談に乗っていただき、誠にありがとうございました。
御社での仕事内容や仕事の現実などを詳しく知ることができ、
大変ためになりました。
さらに御社への熱意を高めることができました。

<悪い例>
○○大学の見舘です。先日は就職の相談に乗っていただき、誠にありがとうございました。御社での仕事内容や仕事の現実などを詳しく知ることができ、大変ためになりました。さらに御社への熱意を高めることができました。

8. 初めてメールを出す場合は“どこで知ったのか”を必ず書く

そうしないとかなり怪しい。メールアドレスはあくまでも個人情報だから。

例:OGの山田さんにご連絡先をお聞きしました。
  有楽町支店の佐藤さんにご連絡先をお聞きしました。
  ホームページを見てメールを書かせていただきました。

9. 本文はできるだけ手短に書く

長いと読んでくれない。ビジネスの基本。

10. HTMLメールは使わない

最近はHTML形式で配信されるメールマガジンも増えて、昔ほどテキスト形式にこだわる必要は減ってきた。しかし、未だにHTML形式が嫌いな人はいる。やはり無難にテキスト形式で送ることをオススメするぞ。

11. 署名を必ず書く

氏名·学校名·住所·電話番号·携帯番号·メールアドレスを文章の最後に書くこと。結構書かない学生が多くて、ああ、勿体無いなと思う。なぜなら、折り返し連絡が欲しいのなら、その連絡先を書かない手は無いからだ。署名はある意味、名刺の代わりなのだ。署名はメールソフトで簡単に設定できるぞ。設定しよう。

<署名の例>
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○○大学○○学部○○学科4年
見舘 好隆(みたて よしたか)
〒123-4567
○○県○○市○○○○○○1-23-45
自宅TEL:03-1234-5678
携帯TEL:090-1234-5678
e-mail:yoshitaka-mitate@
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