福は内 鬼は外

福神进,恶鬼出

旧暦正月の2日目は、親戚や友人を訪ねる日だ。新郎新婦は必ず新婦の実家に里帰りをし、新郎は年始の挨拶をして、舅や姑と婿との良い関係を深める。しかし、 新郎新婦は、その日の内に必ず帰らなければならない。というのは、翌日、つまり3日がいわゆる「窮鬼(貧乏神)の日」に当たるからである。

旧历正月初二,是人们走亲访友的日子。新婚夫妇回到娘家,由新郎向娘家人拜年。岳父母和女婿的良好关系也在这一行为中得到加深。然而,新婚夫妇必须在同一天内告辞并返回。这是因为次日,即正月初三,就迎来了所谓的“穷鬼(穷神)日”。

3日は、貧乏神が家の中に入って来るのを避けるため、みな、よその家へ遊びに行かず、客も接待しない。もし、そういう習慣をわきまえない客が家に来てしまったら、主人は、客を送り出した後、門口で爆竹を鳴らし、貧乏神を退散させなければならない。

在初三,为了避免穷神进入家门,各户人家都不会去别家造访,也不会接待来客。万一有不明这一礼数的客人登门造访,主人会在送客人离开后,在家门口鸣放爆竹,以驱散穷神。

昔は、旧暦の元日と2日の2日間は、掃除をしてはならなかった。それは、金運や吉祥を掃き出してしまうからである。だから多くの家では、箒を隠してしまう。

在过去,旧历正月初一和初二这两天间是不允许打扫房间的。因为这会把财运和吉祥都给扫出去。所以,大多数人家都会把扫帚给藏起来。

3日になると、家々は掃除をするが、門口から奥に向かって掃いていかなければならない。それは金運を家の中に引き入れることを象徴している。

直到初三,各家才开始打扫。然而,打扫必须要从门口开始,从外向里扫。这象征着把财运引进家门。

現在、人々は「窮鬼」のような迷信をもはや信じなくなった。これと同じように、正月5日までは鋏を使ってはいけないとか、針仕事をしないとか、病気になっても病院へは行かないなどのタブーは、社会の進歩に連れて消えていった。

如今,人们已经对“穷鬼”这类的迷信已经渐渐不信了。与此相似,正月初五前不能用剪刀、不能做缝纫、即便生病了也不能去医院之类的禁忌,也随着社会的进步渐渐消失了。

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