普段我々が何気なく使っている慣用句や言い回しの中には、多くの人が昔から誤用してきたものや、全く違う意味で捉えられてきたものが結構あります。ここでは、そういったものの中から、特に誤解・誤用してきる人が多そうなものを10コ抜粋してみました。

在我们无意识使用着的日常惯用句及措词中,包含着许多从以前就错误使用过来的、或是彻底推翻原意的内容。于是,本次我摘取了其中十个特别容易产生误解·误用的词句。

但し、言葉というのは時代と共に変遷してくものでもあるので、これらの中にも、今では間違いとは言い切れないものもあるかもしれません。ちなみに、下記に紹介する言葉以外にも誤用は数多く存在します。自ら探してみることも、知識の発見という意味では一興かもしれません。

但是,语言是与时代一同变迁的。所以当中可能也会出现眼下不能将之归判错误的词句。顺便补充一下,下述用语以外,日语中还存在着许多误用(的现象)。而独自探寻(这一现象)也不失为知识发现层面的一件趣事。

【1】愛想を振りまく

「愛想がいい」との混同から、「愛想を振りまく」という言い回しが昔からよく使われていますが、厳密に言うと本来は「愛嬌を振りまく」というのが正しい言い方のようです。ただし、「愛想を振りまく」という言い方も、あまりにも古くから常用されてきた言い回しなので、全くの間違いとは言えなくなっています。

将「愛想を振りまく」和「愛想がいい(和蔼可亲)」混淆不分。日本人自很早以前就常常使用「愛想を振りまく」,严格来说应该是「愛嬌を振りまく(对人亲切,讨好别人)」。但前者过早地被普及开来,因此也不能断言其就是错误的用语。

【2】汚名挽回

これは完全な誤り。「汚名」など挽回したくない筈です。正しくは「汚名返上」です。挽回するなら「名誉挽回」となります。

这个是绝对的误用。按理来说没有想挽回的污名。正确说法应该是「汚名返上(污名奉还)」。挽回的话应该是「名誉挽回(挽回名誉)」。

【3】なので~である

「なので、~である」というように、文頭からいきなり「なので~」と始める用法は誤りです。正しくは「~なので、~」というように、「なので」はあくまでも何らかの文章に続ける使い方となります。

就像「なので、~である」这样,句子开头就突然使用「なので~」的用法是错误的。「なので~」应该接在什么文章之后使用,像是「~なので、~」。

【4】何気に

話し言葉でよく使う言い回しですが、正しくは日本語にこのような言い回しは存在しません。「何気ない」という形容詞なので、副詞として使うなら「何気なく~する」となります。

「何気に」常被用作于口语。但其实日语中不存在这种表达方式。形容词「何気ない(若无其事的)」做副词使用时,应该是「何気なく~する」。

【5】姑息な

「姑息な手段」といった使い方をよくしますが、この時、“姑息な”という言葉は「卑怯な」とか「卑劣な」という意味のつもりで使用されています。しかし、“姑息”という言葉は本来、「根本的な解決ではなく、一時しのぎ(その場逃れ)をする事」という意味なのです。

经常有人用「姑息な手段」。“姑息な”在这里被当做「卑怯な(卑怯的)」、「卑劣な(卑劣的)」使用。但其实“姑息”原本的含义是“非根本性解决、只是一时性敷衍行事”。

【6】確信犯

故意的に敢えて良くない言動を行う人」というような意味で使われているこの言葉。実は元々、「道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪」という意味で、あくまでも本当に“これは正しい手段なのだ”と信じ込んで起こした犯罪に対して使われる言葉なのです。ここから転じて、「悪いことだと分かっていながら行われた犯罪や行為」を意味するようにもなりました。

这个词常被用作指“有意识硬要采取不好的言行的人”。但该词的真正含义是“以道德、宗教或政治信念为动机,确信其行为属于正当而犯下的罪行”。怎么说都是确信“这是对的方式”后才引发的犯罪,但意思却反过来,被错用作“明明知道不正当却还要犯的罪或行为”。

【7】情けは人の為ならず

「情けをかける事は、人(相手)ためにならない」という意味に誤解されている事が多い言葉です。しかし、正しくは、「人に情けをかけていれば、めぐりめぐって自分にもよい報いがあるもの。だから、誰にでも親切にしておいた方が良い」という意味です。

这句话常被错误理解为“同情别人,不能真正帮助到别人”。真正意思其实是“好心必有好报。与人方便自己方便。所以,对谁都要友善。”

【8】おもむろに

「突然、思い立ったように」などという意味で使われていますが、これも間違いです。「ゆっくり、落ち着いて」というのが正しい意味です。

常被用于指“像突然决定要做那样”。这也是错误的。正确含义是“慢慢地、静静地”。

【9】敷居が高い

「高級すぎたり、上品すぎたりして取っ付きにくい」という意味合いで使われている事が多い、この言葉。本来は「相手に不義理を働いている為、会いにくい」といった意味を示しています。

多被用于指“太高级太优雅,难以接近”。实际含义是“因为对对方做了什么不合情理的事,所以难以见面”。

【10】憮然

よく「不機嫌さ」や「立腹している様」を表す言葉として用いられるケースが多いですが、正しくは失望したり、落胆する様を指しています。立腹している様を表すなら、「憤然」という言葉のほうが意味合いとして正しいでしょう。

常用于指“不高兴”、“生气的样子”。实际是指失望气馁的模样。要表示生气的样子的话,还是“憤然”比较贴切。

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