クルマ、いらない。お酒、飲まない。たとえ収入が増加してもモノを買おうとしない若者が増えているのだそう。話題の書、松田久一著『「嫌消費」世代の研究』(東洋経済新報社)の帯には「クルマ買うなんてバカじゃないの?」という強烈な一文が。今の若者は、なぜ消費することに消極的なのでしょうか。

汽车,不需要。酒,不喝。据说即便收入增加也没购物打算的年轻人在增加。松田久一所著的话题书籍《“厌消费”一代研究》(东洋经济新报社)的腰封上印着“买汽车那不是傻瓜吗?”这样一句给人强烈印象的话。当今年轻人为何对消费那么消极呢?

こうした若者の消費傾向については、近年各方面で注目が高まっているようです。一昨年の年末に放送されたテレビ東京系「久米宏・経済スペシャル”新ニッポン人”現る!」は、久米宏氏がカメラマンの梅佳代氏とともに、マイク一本で直撃取材を行うという内容で、取材場面ではリアルな若者の本音が浮き彫りになりました。その中で明らかにされたのは、「車を買わない」「お酒を飲まない」「海外旅行に行きたがらない」といった20代の消費傾向。車は必要なときにのみレンタルすればよいと考え、また休日は外出せずお酒を飲むなら家飲みで、と質素倹約を好む傾向が見られます。

年轻人的这种消费倾向,近年来受到各方面的高度关注。前年底在东京TV播出的 “久米宏经济特辑‘新日本人’出现!”中,久米宏与摄影师梅佳代带着一个话筒进行现场采访,采访中了解年轻人的心声。即“不买汽车”“不喝酒”“不想去外国旅游”等80后的消费倾向。他们认为汽车只要在需要时去租就行,还有休息日不外出,要喝酒也在家里喝,显示了简朴节约的倾向。

では、そうした価値観の根底にあるものとは一体何なのでしょうか。先述の『「嫌消費」世代の研究』によると、「『低収入』『格差』『非正規雇用の増加』以上に深刻な、彼ら独特の心理=『劣等感』が強く影響している」とあり、周りに「賢いと思われたい」ゆえ、割高感のある消費には興味がないのだとしています。

那么,这些价值观的根源到底是什么呢?根据前述《“厌消费”一代研究》,称“影响最大的是他们独特的心理,即‘劣等感’,这比‘低收入’‘贫富差距’‘非正规雇佣的增加’等更严重,由于想让旁人“觉得自己睿智”,而对高额消费不感兴趣。

M1・F1総研が2008年8月に行った調査には、若者がモノを買わない理由として「上昇志向の低さ」や「インターネット依存」「将来への不安」など5つの要因が挙げられており、さらにはそういった若者に響く消費のアプローチについても触れています。同レポートによると「ためらいを払拭するための背中の一押し」、「限定感をあおって先送りはできないと思わせる」などのアプローチが有効とあります。

根据M1•F1总研于2008年8月进行的调查,在年轻人不购物的原因中,列出了“缺乏上进心”、“网络依赖”和“对今后不安”等5个重要因素。还进一步触及到如何让这些年轻人增加消费。该报告指出“努力清除犹豫”、“激起受限感使其无法推迟购物”等方法行之有效。

贅沢すること自体がステイタスであった「バブル世代」のものさしでは測れない「嫌消費」世代の価値観。部下や後輩など20代の若者から生の声を聞くことで、ヒントが得られるかもしれません。

以奢侈为社会地位象征的“泡沫经济一代”的标准来说,实在无法理解“厌消费”一代的价值观。通过直接听取部下或晚辈等80后年轻人的心声,可能会开窍吧。

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