2021年11月にあった米マイクロソフト社のパソコンソフトの操作技術を競う「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)世界学生大会2021」で、福岡県立八幡高(北九州市八幡東区)2年の中園愛美(あみ)さん(17)が、表計算ソフト「エクセル」部門で世界1位となった。日本の高校生が同大会で世界の頂点に立つのは初めて。「目標に向かって努力を続けたから本番で実力を発揮できた」と喜んでいる。

2021年11月,在美国微软公司举办的电脑软件操作技能比赛“Microsoft office specialist(MOS)世界大会2021”上,福冈县立八幡(北九州市八幡东区)高二学生中园爱美(17岁),赢得了表计算软件“excel”领域世界第一。这是日本高中生首次在该大赛上获得世界冠军。她高兴地说:“朝着目标不断努力,到正式比赛的时候就发挥了实力。” 

大会には108カ国の高校・専門学校・大学生ら20万人超の学生がエントリーし、11月9〜11日の決勝戦には各部門合わせ33カ国の160人が出場した。新型コロナウイルスの影響で初めてオンラインで実施され、エクセル部門は3時間半の間に、操作の正確性や、データを収集・分析し図表などを用いてリポートを作成する技術を競った。

108个国家的高中、专科学校、大学生等超过20万名学生报名参加了比赛,各个部门来自33个国家的共160名选手进入了11月9日~ 11日的决赛。由于新冠疫情的影响,比赛首次在网上进行,excel部门在3个半小时的时间里,比拼了操作的准确性以及收集分析数据、利用图表等制作报告的技能。

「誰もがパッと見て伝わる資料作りを心がけている。ここまで準備したから大丈夫と思い不思議と緊張はなかった。高校生の自分の体験を交えた視点が良かったかもしれない」と中園さん。

中园说:“大家都在用心制作一目了然的资料。因为已经准备到这里了,所以觉得没有问题,不可思议的是也没有紧张。可能结合高中生自己的体验的视点会好一些。”

小学校の頃からパソコンインストラクターの母が勤める教室に立ち寄り、自然とパソコンに親しんだ。小学6年の時にタイピングの早さと正確さを競う「毎日パソコン入力コンクール」(毎日新聞社など主催)の全国大会で優勝し「努力する楽しさをこの時に学んだ」と振り返る。

从小学开始,中园就经常去担任电脑教练的母亲工作的教室,自然对电脑熟悉。小学6年级时,在比拼打字速度和准确性的“每日电脑输入比赛”(每日新闻公司等主办)全国大赛中获得冠军,她回忆道,“那时我学到了努力的乐趣”。

八幡高に入学直後、1週間ほどの入院や新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校で部活動に入りそびれた。部活に励む同級生がうらやましく「自分も頑張れるものを」と21年春、マイクロソフト社のパソコン資格認定試験に挑戦し合格した。その試験の合格者は世界大会に出場できる。「世界を舞台に力を試すことなんてめったにない。チャンスを逃して後悔したくない」と出場を決意した。

进八幡高中后不久,中园就住院了一周左右,又因为新型疫情扩散而学校临时停课,没能参加社团活动。中园很羡慕那些能参加社团活动的同学,心想“自己也要努力啊”,于是在21年春季,挑战并通过了微软公司的电脑资格考试。考过考试的人可以参加世界大赛。“能在世界舞台上考验自己能力是很难得的事情,我不想因为错过机会而后悔”,于是决定参赛。
 

学業と並行して毎日1時間の大会対策を重ねて多くの関数やグラフのパターンを習得し、トップに輝いた。「将来はまだ決まっていないがスキルを生かして人の役に立つことができたら」と新たな希望を抱いている。【宮城裕也】

她在学习的同时,每天花1个小时准备大赛,掌握了很多函数和表格类型,最终也成功地获得了冠军。中园对未来充满新的希望说,“虽然将来还没有决定,但是如果能利用技能帮助别人的话就好了”。(宫城裕也)

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