《仁医》台词节选:

「そんなおもちゃで何が出来るって言うんだよ。」その声に振り向くと、若者達の中心にいる男、(中村敦夫)が不機嫌そうにそう言っていた。

「おもちゃに見えるかもしれませんが、おもちゃじゃないんです。」

「そんなもん、火事場じゃ何の役にも立ちゃしねーって言ってんだよ!」と若い衆。

「そうですか?結構使えると思いますよ。」

「てやんでぃ!舐めてんのかこの野郎!」いきり立つ若者に水を掛ける爺。

「おとといきやがれ!うるせーんだよ。」

「すみません・・。」

「江戸だ。」と思わず呟く仁。

「・・・てめー医者か?」

「はい。」

「火事場に来たことあんのか?」

「いえ。」

「ふん。それ見ろ。医者なんていのはそんなもんだ。人助けだなんて偉そうな事抜かしやがるが、俺は火事場で人助けしてる医者なんて見たことねーぞ。千両箱担いで、仏さんを踏んづけていく医者なら腐るほど見たけどな。」

「そういう人もいるかもしれません、」

「江戸を火事から救ってきたのは、火消しの度胸と心意気だ。」

「・・・」

「医者なんてやつらにはそんなもんねーつってんだよ!」

「流行り病から江戸を救ったのは、医者の度胸と志だと思います!」

「おもしれえ。じゃあテメー見せてくれるんだろうな。医者の度胸と心意気ってやつを。」

「え?」

「火事があったら呼びに行く。いいな!」

「・・・お約束します!」

「逃げんなよ。」男達が帰っていく。

「何なんですか、あの人は。」

「先生知らねーのかよ!」と喜市。

「え?」

「新門辰五郎!泣く子も黙る辰五郎親分だよ!」

「辰五郎・・・あの、め組の辰五郎!?」

「いえ、を組です。 火事場では、並外れた采配を見せ、数々の大喧嘩を仲裁したことで名を挙げ、その配下は3千人にも上ると言われる、当代切っての大親分ですよ。町人ながら、一橋慶喜様にも気に入られ、その上洛の際には、手下300人を連れ護衛を務めたという実力者です。その影響力は、そこいらのご老中を忍ぶとも言われています。」と恭太郎。

「・・・そんな人と約束を・・。」

实用日语口语讲解:

てやんでぃ!舐めてんのかこの野郎!

てやんでぃ、「何をおっしゃっておられますか?」という意味、「何言ってやがるんでぃ」の早口巻き舌短縮形です。
意思就是“你说什么?”,是「何言ってやがるんでぃ」的缩略形式,其变化如下:

何を言っているのですか→何を言ってるんだい→何言ってやがるんでい→何言ってやんでい→てやんでい

おとといきやがれ!うるせーんだよ。

一昨日来いには「おとといこい」という読み、「おとついこい」と読みがある。また、荒い口調の一昨日来やがれという句も使われる。
おとといきやがれ是较为粗暴的语气,另外还有「おとといこい」或者是「おとついこい」的读法;

嫌な客人など、追い返したい人に対し、追い返すときに吐く啖呵・罵り言葉である。既に過ぎ去った一昨日という日に出直せと言うことから、二度と来るなという意味になるという説と、一昨日に「遠い日」という意味があることからきたという説がある。
一般情况是对那些令人讨厌的人说的话,赶他们走的意思,属于骂人的话;一种说法是“别再来了”,还有一种说法是“过去的就过去了,不会再来”。

在这指的就是以后别再来了!

おもしれえ。じゃあテメー見せてくれるんだろうな。

おもしれえ是おもしろい的意思;

「おもしれー」は男性に多いように思います。基本的に、女性はあまりつかわないです。でも近年は、若い女性の間でも「おもしれーじゃん」なんて言葉が飛び交っています。
「おもしれー」多认为是男性用语,一般情况女孩是不用的;不过近年来在年轻女性之间也会这样说,多是为了强调。

●その影響力は、そこいらのご老中を忍ぶとも言われています。

老中(ろうじゅう)は、江戸幕府の最高の職名。征夷大将軍(以下、将軍と称す)に直属して国政を統轄する常置の職であり、定名ではなかった。大名時代の徳川家の年寄に由来し、寛永ごろに老中の名称が定着した。老中の最低家禄は2万5,000石とされ、これに満たない場合は老中格とされた。諸藩では家老のことを老中と称する場合がある。

老中,是江户幕府时期最高的官职名,隶属于将军,掌管国政。来源于大名时代德川家的“年寄”,在宽永时期老中的名称才定下来。另外在一些诸侯中,称呼自己的家长也为老中。


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