关键字:はあっはあっ  ウマウマ イヤイヤ ジャックナイフ
「いや、まったく、笑い事では無いんだが、あまり呆れて、笑いたくもなります。じっさい、あれほどの腕前を、他のまともな方面に用いたら、大臣にでも、博士にでも、なんにでもなれますよ。私ども夫婦ばかりでなく、あの人に見込まれて、すってんてんになってこの寒空に泣いている人間が他にもまだまだある様子だ。げんにあの秋ちゃんなど、大谷さんと知合ったばかりに、いいパトロンには逃げられるし、お金も着物も無くしてしまうし、いまはもう長屋の汚い一部屋で乞食みたいな暮しをしているそうだが、じっさい、あの秋ちゃんは、大谷さんと知合った頃には、あさましいくらいのぼせて、私たちにも何かと吹聴していたものです。だいいち、ご身分が凄い。四国の或る殿様の別家の、大谷男爵の次男で、いまは不身持のため勘当せられているが、いまに父の男爵が死ねば、長男と二人で、財産をわける事になっている。頭がよくて、天才、というものだ。
“哎呀,真是的,明明不是什么好笑的事,可实在太过荒唐,让人不得不笑。要是他能把这种才能发挥到其他地方,说不定他早就成了大臣、博士了呢。不只我们夫妻俩,肯定还有其他人上了您丈夫的当,被骗了个精光,正喝着西北风呢。那个阿秋,也因为认识了大谷先生,大靠山也走了,没有钱,也没有衣服穿,现在只能住在大杂院的脏屋子里,过着乞丐一般的生活。 “她刚认识大谷先生的时候,不知怎么搞的,整天就跟我们夫妻俩宣传大谷先生。说他身份高贵,是四国的大名分家的大谷男爵的次子,因为品行不端,和父亲断绝了关系,可要是他父亲,也就是男爵过世,他就能和他哥哥分遗产了。而且他又聪明,又是天才