仕事で落ち込んだときは
ぐー子の姿を思い浮かべよう

每当工作遇挫时,脑中就浮现出“唔子”的身影。

主人公の鈴宮深樹(通称ぐー子)が見習いを卒業して、徴収官デビューを果たそうとするシーンから本作は始まる。だが、意気込みむなしく、玄関口で、いきなり相手の女性から塩をかけられ、果てはぬか味噌まで投げつけられる始末…。

故事的开端讲述了主人公铃宫深树(通称唔子)实习毕业后,打算成为一名征收官。然而,充满干劲也只是枉然,在玄关门口,她突然遭到对方女性撒盐,甚至被泼味噌酱……

そこに登場するは、特別国税徴収官(通称トッカン)の鏡雅愛。ぐー子の上司である鏡は、高笑いしながらフェラーリシャネルのセーター、高級ペット犬など、金目のものを片っ端から差し押さえていく。

这时登场的,是特别国税征收官(通称トッカン)镜雅爱。作为唔子上司的镜,一边大声笑着,一边没收法拉利、香奈儿的毛衣、高级宠物狗等值钱的东西。

このちぐはぐなコンビの折り合いは最悪で、ぐー子は鏡のことが嫌いでたまらない。それでもぐー子がピンチに陥るたび、鏡は罵詈雑言を浴びせながらも助け舟を出す。

这对价值观相差悬殊的搭档相处得很不愉快,唔子对镜的所作所为十分厌恶。即使如此,每当唔子陷入困境的时候,镜虽然对她破口大骂却也会伸出援手。

税金の徴収官とは因果な職業だ。税を喜んで払う人間なんてまずいない。貧しい者からは疫病神扱いされ、ワケありな金持ちは彼らを出し抜こうとする。それだけに、税をめぐって繰り広げられる人間ドラマは、キレイごとでは済まされない迫力を帯びる。

税金征收官不是什么好工作。首先,不存在能开心缴税的人。从贫穷者到被病魔缠身的人、有苦衷的有钱人都想方设法地骗他们。正因为如此,围绕着税收展开的充满人性的电视剧,才能这么引人入胜、扣人心弦。

とりわけ、徴収相手の銀座高級クラブのママに手痛いしっぺ返しを食らったぐー子が、働くモチベーションを失っていく描写には感心させられた。このお仕事小説は、職業解説に長けているだけでなく、働く人間の心にもきちんと目を配っている。

尤其当征收对象是银座高级俱乐部的妈妈桑,让唔子遭受了沉重打击时,那种失去工作激情的描写令人动容。这本职场小说,不仅是长篇大论的职业解说,而且十分注重工作者的心理活动。

事件のたび、徴収のたびに、落ち込んでは立ち上がることを繰り返していくぐー子。そんな彼女が、なぜ特官付き徴収官として鏡から指名されたのか、という謎が解き明かされるシーンは物語の静かな山場。不覚にも、思わず目頭が熱くなってしまった。

每次事件发生、每次出发征收,反复消沉又振作的唔子,为何被镜指名为特别征收官?这一谜题的解答成为故事里悄然而至的高潮。不知不觉之间,禁不住潸然泪下。

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