役不足

役不足の意味は、「与えられた役に不満を抱くこと」「軽い役目のために、実力を十分に発揮できないこと」。

しかし、「この度は○○の大役を仰せつかり、大変名誉なことと思っております。

私では何かと役不足ではございますが……」などと、「仕事を任せられるだけの実力がない」という意味で誤って使われることが多い.

流れに棹(さお)さす

本来の意味は「時勢 流行にうまくのること」。

「このプロジェクトはうまくいってたのに、流れに棹ささないでくれよ」などと、「勢いを失わせるような行為をすること」の意で誤用されることが多い.

情けは人のためならず

「人にかけた情けは必ず自分に返ってくる」というのが本来の意味。

「お金の貸し借りはしないことにしてるんだ。情けは人のためならずだからね」などと、「人に情けをかけては、相手のためにならない」と誤用されることが多い.

気が置けない

「気遣いする必要がない。遠慮しなくてもよい。

打ち解けやすい」の意を表すが、「あいつはずるい男だから、気が置けない」などと、「油断ならない」という意味で間違って使われる