《钓球》是发生在神奈川县江之岛,以“钓鱼”和“宇宙人”为主题所讲述的青春故事。这回请到本作的制片人南成江先生为我们解说本作的魅力和世界观。

--作品の概要と魅力は?

——本作的大致内容和魅力是?

高校生の男の子たち4人が釣りを通して友達になっていく物語です。が、「男の子たち」と一言に言ってもその中には宇宙人がいたり、25歳のインド人がいたり……と少し変わった設定になっています。あとの2人もコミュニケーションが極端に苦手だったり、ちょっととっつきにくそうだったり……。個性的な面々が出会い、なぜか釣りをすることになるのですが、それが実は大きな出来事へとつながってゆきます。そんなストーリー以外でも、本作は個性的なキャラクターたちの活躍と、空の描き方などをはじめとする独特の画面世界が魅力だと思っています。

这是个围绕四个男高中生通过钓鱼成为朋友的故事。虽然说是“男孩子”,但是他们中间不但有自称外星人的人存在,更有个25岁的印度人……所以设定有些怪异。其余的两人在沟通方面及其不擅长,一开始很难让人亲近……。这群很有个性的人相遇了,虽然故事只是通过钓鱼这事来展开的,但实际上却要引发一场大事件。除了故事本身以外,本作角色们的个性也表现出各种活跃,然后以动画中对天空的描绘为首,整部作品有很独特的画风。


--アニメにするときに心がけたことは?

——在制作过程中特别用心的是?

作品の世界観、雰囲気については非常に気を配っています。キャッチコピーでも挙げている、「釣り」「高校生」「宇宙人」を合わせて一つになったものを生み出したいと考えていますが、それら個々の要素をまとめる「ふんわり」とした世界観を心がけています。脚本会議中も、シリアスな内容に行き過ぎてしまいそうな時は、監督から「そこはふんわりで!」と注意が入ったりしていました。

需要留意的是作品的世界观,特别留意作品带来的一种氛围。以标语为例吧,想着如何把“钓鱼”“高中生”“外星人”这些关键词串联成一句话,总结一个个各自的要素努力表现出一种“轻飘飘的”世界观。同样在脚本会议中,在要通过严肃内容的时候,监督也会提醒大家说“这里来个轻飘感!”

--舞台が「江の島」ですが、この地を選んだのはなぜでしょう?

——故事舞台发生在“江之岛”,为何会选此地?

取材に何度も足を運びやすい場所……ということで、関東で舞台を探していました。最初のころは、まだ海釣りでいくか淡水の釣りでいくかすら決まっていなかったので、海も湖も、さまざまな場所を候補に挙げ、実際に取材にも行きました。そんな中で行った江の島は、小さな島の中にさわやかさとレトロな雰囲気がギュッと凝縮されている感じがして、その魅力に一発で引かれました。皆で最寄りの駅から歩いていき、島が見えた瞬間、「あ、いいね」と。島を囲む“空気感”がとても魅力的でした。島自体にも良い意味での混沌(こんとん)とした雰囲気があり、ここならばハルたちが生き生きと動いてくれるのではないかと思い、舞台として決定しました。

因为想找个容易去的地方取景……所以,在关东一带开始找了起来。一开始,并没决定是要以海钓或是淡水钓为主题,只是在大海和湖泊之间走访了各种地方也有了不少候补场所,实际上也去过实地勘察。因此在这其中的江之岛,这个小岛的氛围散发着一股清爽和怀旧那时就让我触动心怀,那种魅力是一瞬间引发的。大家从附近的车站开始步行访察时,在看到小岛的瞬间就冒出一句“啊,不错呢”的感叹。小岛周围围绕的“空气感”带着十足的魅力。小岛本身的氛围也带着很好的混沌意味,在这里的话小春他们肯定能得到自然的角色发挥,故事舞台也因此决定下来了。


--作品を作るうえでうれしかったこと、逆に大変だったことは?

——制作过程中感到最高兴和最困难的是?

オリジナル作品ですので、やはりゼロから物語を作ってゆくのは非常に大変でした。前述の「釣り」「高校生」「宇宙人」のバラバラの要素を入れて「青春」を描くのは決めたとして、じゃあ具体的にどんなストーリーで、どうやってそれぞれの要素がお互いに絡んでいくのか……。シリーズ構成の大野敏哉さんと脚本の大西信介さん、待田堂子さん、中村健治監督をはじめとするスタッフ一同苦労した所です。でもそれを経て上がってきたシナリオが、ポップでさわやかで、きゅんとする部分もあって、なんというかすごく“跳ねて”いたんです。

由于是原创作品,因此从零开始制作起来真的是困难重重。前面提到了虽然决定要以“钓鱼”“高中生”“外星人”等乱七八糟的元素来描绘“青春”,但是具体要怎样的故事,同时要如何将这些要素结合融合在一起呢……。系列构造的大野敏哉以及担任脚本的大西信介、待田堂子,以及中村健治监督为首全体工作人员一起努力克服。不过剧本出来后,流行的清爽感,让人心一动的部分还是会给人一种“跳跃性”的感觉。

また、今回キャラクターデザインに宇木敦哉さん、アニメーションキャラクターデザインに高橋裕一さん、音楽にコーダーカルテット、そして主題歌にフジファブリックとさよならポニーテール……と、作品で描きたかった空気感を具現化してくれる皆様に参加していただき、イメージしていた世界が一つ一つ出来上がっていくのを目の当たりにできたのはうれしかったです。

然后,这回的角色设计师宇木敦哉、动画角色设计师高桥裕一,担任音乐的kuricorder quartet,以及担任主题曲创作的fuji fabric和Sayonara Ponytail乐队,十分感谢他们前来参与作品的制作,看着大家为了将作品的空气感表现出来,将印象中的世界化为画面的过程真是让人十分感动。


--今後の展開、読者へ一言お願いします。

——关于今后故事的发展,请对读者们说句话。

最初は他人とまともに会話することすらできず、ほとんどモノローグで語っていたユキが、友達と共に過ごし釣りをしていく中で少しずつ、しかし確実に変化してゆきます。その部分はとても丁寧に、そしてさわやかに描かれますのでぜひご期待ください。私自身も半分親の気持ちでユキの成長を見守っています……。

最初无法和他人正面对话,只能自己内心独白的小雪,在通过与朋友共同进行钓鱼活动中,开始有了明显的改变。对于这些内容,还请大家耐心期待这个清爽风格的故事。我也会以小雪半个家长的心态去关注着他的成长……。

一方で、ハルが江の島へやってきた理由や、アキラの背後にある部分も徐々に明らかになってくるかと思います。……が!あくまで重苦しく考えず、ぜひ肩の力を抜いて、「つり球」の持つふんわり、ちょっと不思議な世界観をお楽しみください。スタッフ皆、一話一話スケジュールと闘いながらも大切に作っています。どうぞよろしくお願いします!

另一方面,小春来江之岛的理由,阿基拉的背后的故事也会逐一向大家介绍。……因此!也不要想太复杂,务必放松心情,跟随《钓球》这种轻飘飘的不可思议的世界观尽情欣赏。工作人员们也会按计划用心去制作每一集内容。请大家多多支持!

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