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谷川俊太郎さんに、「ほん」という詩がある。「ほんはほんとうは/しろいかみのままでいたかった/もっとほんとのことをいうと/みどりのはのしげるきのままでいたかった」(詩集「すき」、理論社刊)

谷川俊太郎写有题为《书》的一首诗。“书/本来希望自己一直是白纸/更确切地说/是想当绿叶繁茂的树”

でも、もう本にされてしまったのだから過去は忘れようと思い、わが身に印刷された活字を読んでみた。本とは人の気持ちを伝えるものだと知り、「ほんはほんでいることが/ほんのすこしうれしくなった」と詩は終わる

不过,既然已被印制成书,那就把过去忘掉吧,于是,试读了印在自己上面的活字。并且明白了书是表达人类心情的东西,“书为自己是一本书而感到些许欣慰了”——诗歌的结尾写道。

再生紙という余生もあると聞けば、もっとうれしくなったかも知れない。溶かしてインクを抜き、パルプを混ぜる。再生紙のおかげで故郷には、木のままでいられる仲間もいる、と

倘若听说自己的晚年还可以成为“再生纸”,书也许会变得更加开心的。将自己溶解,去除墨水,然后搀上纸浆。幸亏有再生纸,故乡的一些伙伴才能够一直做一棵树。

再生紙の年賀はがきを日本郵政に納入した製紙会社5社すべてが、古紙の配合比率を偽装していた。「40%」で契約しながら、1%しか古紙を配合していなかった会社もある。「品質を優先した」というが、消費者をだましたことの理由にはならない

为日本邮政提供再生纸贺年卡的5家造纸公司全都伪造废纸混合比率。合同上写的是“40%”,但有的公司只加入了1%的废纸。说是“质量优先”,但这并不能成为欺骗消费者的理由。

自分が再生紙を用いることで保たれる緑と、吸収される二酸化炭素の量がささやかなものであることは誰もが知っている。一滴が大河となる日を信じ、多くの人は再生紙を手にするのだろう。その心を裏切った

谁都清楚,因自己使用再生纸而得以存活的绿树以及被这些绿树吸收的二氧化碳,其数量实在是微乎其微。(但)很多人是因为相信一滴水能够汇集成河才购买再生纸的吧。5家造纸公司辜负了人们的这种信念。

人をだます手伝いをさせられると分かっていれば、緑の葉の茂る木のままでいたかった。「はがき」の声がする。

如果知道自己不得不成为骗人的帮凶,那我宁愿一直是绿叶繁茂的树。——我听到“贺年卡”如是说。