中国の検索サイト最大手で世界でもGoogle、Yahoo!に次ぐ市場シェアを持つ百度(Baidu、バイドゥ)は1月23日、日本向けの検索サイト「」をリニューアルし、本格的にサービスを開始した。百度の総裁兼CEOのロビン·リー(Robin Li)氏は「日中の言語や文化は似ている。百度はダブルバイト、自然言語処理で中国の市場を獲得した。同じ成功を日本でも繰り返したい」と話し、 Yahoo!JAPANとGoogleが過半以上のシェアを持つ日本市場の攻略を宣言した。

 百度の中国外の進出は日本が初めて。日本法人の百度株式会社が運営する。同社は2007年3月に日本向けのWeb検索サービスを開始。今回のリニューアルではWeb検索だけでなく、画像検索、動画検索、ブログ検索(ベータ版)を用意した。Googleなど多くの検索サイトが、サイトが外部からどれだけリンクされているかなどを基準に検索結果の順位を決めているのに対して、は検索結果内のどのリンクをクリックしたかなど「ユーザー行動主体の評価」をベースにすると百度日本法人の取締役舛田淳氏は説明した。「ダブルバイトの文字が持つ多義性を分析し、コンピュータに理解させることに成功した」と述べ、検索精度の高さと平均0.05秒という高速検索を強調。

 中国ではGoogle、Yahoo!を抜き去り、約7割のシェアを持つ百度。2001年のサービス開始からわずか7年で世界3位の検索サイトに急成長した。

 ただ、著作権を含む法的な問題に百度が敏感になっているのは確かで、発表文の中で「著作権に対する弊社の考えについて」として、「Baiduは日本市場への挑戦にあたり、日本の法律を遵守したサービスを提供してまいります」と、当たり前のことをわざわざ記している。日本法人の代表取締役陳海騰氏も「日本進出におけるポリシー」として「現地化の徹底」「法令遵守、業界ルール遵守」などを挙げた。

 日本での目標は控えめだ。目指すのは「セカンドサーチエンジン」。舛田氏は、日本のユーザーの約70%が複数の検索サイトを使っているという自社調査を示し、「潜在的な不満がある」と指摘。そのうえで「は複数のサーチを使うユーザーに対して2番目の検索サイトとして使ってもらいたい」と話した。リー氏も「日本で(中国と同じ)70%のシェアを獲得するために8年かかっても、私たちはくじけない」と話し、長期的に取り組むことを説明した。

 舛田氏によると2008~2009年はユーザーへの認知拡大でへのトラフィック増大に注力。広告を主体とするビジネス展開は2010年に予定している。中国でユーザーに人気が高いコミュニティ系サービスやエンターテインメント系サービスを日本で提供することも検討しているが、MP3ファイル検索については「中国と日本では法制度が異なる。私たちの対策が十分でない限りは日本では出すべきではないと思う」(舛田氏)としている。

 
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百度日本公司正式运营 短期内不求赢利

 1月23日12:05消息,百度今天宣布,日本分公司正式运营。 百度公司董事长兼首席执行官李彦宏表示,“短期内我们不会对百度日文搜索引擎的市场份额和盈利能力做具体要求。”

 百度在日本东京举办了新闻发布会,李彦宏,百度公司独立董事、前索尼公司董事长出井伸之亲自到场,一起主持了宣布日本分公司正式运营的仪式。

 在宣布百度日本分公司正式运营的同时,百度日本还借机推出全新的博客搜索版,并对原有的网页、图片及视频检索服务进行了改版和升级。

 不过,据百度内部人士透露,不能保证国内用户都可以登陆百度日文网站。

 2007年3月,百度宣布进军日本市场,并推出测试版的日文搜索,运营之初只有网页、图片两个产品。

 李彦宏称,日本分公司正式运营后,主要目标是开发符合日本当地用户搜索体验的产品,此外也会对日文搜索引擎的商业模式做初步探索。

 此前有消息称百度近期会在东京和上海设立独立的搜索引擎研发中心,李彦宏对此没有具体评论。

 根据百度公布的财报,公司2007年前三个季度在日本业务的投入约为700万美金,为百度八年前创立公司时获取风险投资规模的5-6倍。

 “日本分公司正式运营后,毫无疑问将继续加大日本业务的投资规模”,李彦宏表示。

 分析人士称,百度将与当前主导日本搜索引擎市场的Yahoo Japan Corp.(4689.TO)和Google Japan展开竞争。有分析师表示,雅虎日本约占有60%的市场份额,Google日本的份额约为40%。