あるネット利用者がこのほどスレッドを立てて、「第5期人民元の100元札紙幣の表面を拡大してみると、跪く数匹の猫がいるのがみえる」と発信し、拡大した図面を公開した。これについて通貨の専門家は否定的な見方を示し、跪く猫はネットユーザーの創造の産物であり、猫のような図案はデザイン上の偽造防止技術だと述べた。

近日,网友发帖称,第五代100元人民币正面经放大后发现几只“跪拜猫”。帖子中还附有放大后的图片。对此,昨日,钱币专家否认称,“跪拜猫”是网友们的想象,“猫”图案应是设计防伪技术。


▽ネット利用者が猫を「発見」


钞票上发现“跪拜猫”


このネットユーザーはこのほどスレッドの中で、第5期100元札には数匹の可愛らしい姿の猫が隠れているとし、「100元札の表面の中国人民銀行の文字の下に、3匹の猫の図案があり、そのうちの2匹は跪いて礼拝しているみたいで、すごく『萌え』だ。一体誰がデザインしたのだろう」と発信した。


“发现100元钞票正面中国人民银行字样下方,有三只猫形图案,其中两只像在跪地朝拜。太萌了。究竟是谁设计?”近日,网友发帖称,在第五代100元人民币上“藏着”几只形态较萌的猫。


ネットユーザーが公開した拡大図をみると、100元札の毛沢東主席の頭部の両側に3匹の猫がいる。真ん中の1匹は口を開けてまっすぐに立ち、目は銅銭のように大きく見開き、後ろ足がピンと伸びている。その両側には2匹の猫がいて、前足をささげるように上に挙げ、跪く姿勢を取っている。この拡大図と100元札の背景の図案とはほぼ一致するが、拡大図は猫の輪郭が黒く縁取られている。縁取り処理を施すと、数匹の猫の姿がみえてくる。

网友所发布的放大图片显示,100元人民币正面毛主席头像两侧,有三只“猫”。“一只猫”张嘴直立着,眼睛大若铜钱,前肢舒展。旁边“两只猫”举起前爪,作跪拜状。该网友发布的放大图片和100元人民币币面隐隐约约看到的图案大致雷同。不过轮廓被发布者做了黑色描边处理。描边后,几只跪拜猫“跃然纸上”。

▽専門家「想像の産物」


是网友“发挥想象”而成


河南省の通貨専門家の袁銀竜さんは「人民元に猫や猫が跪く図が入っていることはあり得ない」とし、子細に観察すると、ネットで公開された拡大図はネット利用者が縁取りをし、想像力を発揮してできたものだとわかると話す。「100元札を拡大しても、猫のヒゲなどの(拡大図にみられる)細かい部分は存在せず、これらはネット利用者がおもしろおかしく付け加えたものだとわかる」という。


“人民币上肯定不是猫或者猫的跪拜图”,河南省钱币专家袁银龙认为,经仔细观察,网上的放大图案是经过网友描边后“发挥想象”而成,“百元人民币经放大后,并不存在猫的胡须等细节,但网友很趣味地加上了”。


また袁さんによると、人民元のデザイン図は何段階もの審査を経て合格に至るものであり、数匹の猫が跪いているとしたら、合格することはないという。


袁银龙强调,人民币的设计图往往要经过层层审核才能通过,“如果是几只猫在跪拜,不可能被通过。”


袁さんの説明によると、人民元の偽造防止技術には一般的な偽造防止技術、専門的な偽造防止技術、デザイン上の偽造防止技術がある。今回の猫とされる図案はデザインの偽造防止技術に関わるものであり、国家機密に属するものだ。袁さんはこの図案は古代の元素の図案や現代の漫画の図案の一種の変形とみられるが、具体的に何なのかはよくわからないとしている。


同时,袁银龙还介绍,人民币防伪技术分公众防伪技术、专业防伪技术和设计防伪技术。所谓“猫图案”应该属于设计防伪技术,“该技术属于国家机密”。袁银龙判断,该图案像是古代元素与现代卡通图案的一种变形,但具体是什么尚不清楚。

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