左門(さもん)赤穴(あかな)
この数日、左門はすばらしい友と出会えたことに夢中になって、昼も夜も赤穴を訪ねては親しく交わり、熱心に語りあっていた。赤穴も諸子百家のことなどをポツリポツリと語りはじめ、すまびらかに問い、理解を深める器量は常ならざるものがあった。とりわけ、用兵の理については、飛びぬけて秀でてるようで、二人の気持ちが食い違うことなど何一つとしてなかった。互いに相手の才能を認め、心引かれ、喜びを感じ合う中で、ついに二人は兄弟の誓いを結ぶに至った。
最近数日,左門沉浸在遇到知心朋友的喜悦中,无论白天夜晚都去拜访赤穴,和他亲切热情的谈天说地。赤穴也开始对他说一些诸子百家的事,问题问的尖锐,理解有很深刻,不是一般人能做到的。 尤其是对于用兵的道理,赤穴十分精通,两人的看法从没有不同过。 互相仰慕对方的才能,彼此的心互相吸引,两人都感到非常喜悦。最终决定结拜兄弟。