万葉恋歌 「-樁の章-」(石田彰) 02 初恋的女孩(上)
俺には忘れられない初恋の女の子がいる。出会ったのは雪が多い地方にある母親の実家へ遊びに行った時のことだった。 「雪だるま作ったらおばあちゃん喜んでくれるかな~ふんふん、楽しみ。あ、ああ、でも一人じゃ頭が乗っからないよ。ん、んんん、あ~ああ、やっぱり一人じゃ持ち上がらない。どうしよう?……えっ、ええ、女の子!」 「ねぇ~どこの子?どこから来たの?これ?あのね、雪だるまの頭が重くてね、持ち上がらないの……へへい?へい!手伝ってくれるの?!」 ---稲搗けば かかる我が手を今夜もか 殿の若子が 取りて嘆かむ--- あかぎれるこの手を、今夜も美しい人がとって、可哀相だと悲しむのだろう……
我有一个无法忘记的初恋女孩。第一次相遇是我去外婆家玩的时候,那是一个到处都是雪的地方。 “要是堆个雪人的话外婆也会开心吧,哈~~好期待呀。啊…~~可是我自己没办法把头装上去。恩…嘿咻……哎~,果然一个人还是搬不动。怎么办呢?……诶?哦!女孩子。” “那个,你是哪儿的?从哪里来的?这个?这个啊,因为雪人的头太重了,我搬不起来……唉!~你要来帮我吗?!” 『侬把稻捣,手皴裂了;少爷今夜来,拉手叹息瞧。』 今夜,丽人也会怜悯地牵着这双皴裂的手而悲伤吧。