働く高齢者が全国的に増える中、熊本市では、大手ファストフード店で女性最高齢となる90歳のクルー(スタッフ)が、早朝から元気に「スマイル」を振りまき、年下の同僚や来店客に愛されている。「仕事することが健康の秘訣(ひけつ)」
日本的高龄工作者越来越多,在这之中,熊本市一家大型快餐店中有一位高龄打工人,她是所有女性员工中年龄最长的,今年已经90岁。每天早上,她都会用元气满满的“笑容”迎接客人,备受年下同事和客人的爱戴。她说:“工作是我保持健康的秘诀”。
午前7時半。同市中央区の繁華街にあるマクドナルドの店舗前で、本田民子さんがほうきとちりとりを手に、掃き掃除を始めた。「数日前から腰が痛い」と苦笑しつつも、しっかりした足取りで、テキパキと側溝や道路上のごみを拾い集めていく。
早上7点半。熊本市中央区商业街中,一家麦当劳店里,本田民子奶奶拿着扫帚和簸箕,开始了早上的清扫工作。她一边苦笑着“从几天前开始腰疼”,一边很有精神地四处清扫,干净利落地捡起路边和道路上的垃圾。
日本マクドナルド(東京)によると、国内約3000店舗で最高齢のクルーは富山県の95歳男性。本田さんは女性最高齢で、牛嶋宏美店長(51)は、本田さんの孫と同世代だといい「朝、民子さんに『おはよう』と言われると安心し、周りに元気と癒やしをくれる。」と感謝する。
据日本麦当劳(东京)官方统计,日本国内约3000家麦当劳中,工作人员年龄最高的是一位富山县的95岁男性。而本田奶奶是女性员工中年龄最长的,牛嶋宏美店长(51岁)和本田的孙子差不多大,她也非常欣慰地说:“每天早上民子奶奶对我们说‘早上好’的时候我们就会觉得很安心,她能给我们带来元气和治愈。”
本田さんは熊本県宇城市出身。熊本市内の病院で介護職に長く従事し、61歳で定年退職した。その後、市内の大学の清掃員として67歳まで働き、再び「定年」を迎えた。それでも「まだ働きたか」との思いは消えず、「終活」よりも「就活」に励んだ。
本田奶奶是熊本县宇城市人。曾经常年在熊本市内一家医院里从事护理工作,61岁退休。之后,她在市内一家大学当清洁工,工作到了67岁再次到了退休年龄。但她“想工作”的想法没有改变,比起“退休”更想“继续工作”。
そんな時、一人娘が「年齢不問」のマクドナルドのアルバイト募集を教えてくれた。「何でもやります」と即日応募した。
这时候,她的独生女告诉她麦当劳招募兼职“不问年龄”。所以她当天就去应聘,表示自己“什么都可以做”。
加齢により聴力が落ち、白内障で目は見えにくくなったが、「今は趣味が仕事」と明るい。休憩時間には若いクルーらとコーヒーを飲んだり、手作りのらっきょう漬けを配ったりして交流を楽しんでいるという。
随着年龄增长,本田奶奶的听力越来越弱,眼睛也因为白内障而看不清楚,但她还是非常乐观地说“现在的爱好是工作”。休息时间她会和年轻员工们一起喝咖啡,还会给大家分自己做的辣韮漬,一起愉快聊天。
仲の良かった友人は認知症で交流が難しくなり、多くは鬼籍に入った。それでも本田さん自身は「病気で仕事を休んだことはない。店に来れば若い子たちと話せて元気になる。新型コロナウイルスも平気」と笑い飛ばす。
和本田奶奶要好的朋友们有得了老年痴呆很难交流的,也有很多已经离开人世。但本田奶奶还是笑着说自己“从来没有因为生病休息过。来店里上班的话能和年轻人们聊聊天,自己也会很有精神。新冠我也不怕”。
働く高齢者、927万人 30年前から倍増
高龄工作者927万人,较30年前成倍增长
内閣府の2023年版高齢社会白書によると、65歳以上の働く高齢者は927万人で、15歳以上の労働力人口に占める割合(22年)は13・4%。生産年齢人口(15~64歳)がピークだった約30年前(1995年)の割合(6・7%)から倍増した。
据内阁府2023年高龄社会白皮书显示,日本65岁以上的高龄工作者共有927万人,占15岁以上劳动力人口的13.4%(22年)。是约30年前(1995年)全国生产年龄人口(15至64岁)峰值时期比例(6.7%)的两倍。
21年4月施行の改正高年齢者雇用安定法では、企業に▽定年制の廃止▽70歳までの定年引き上げ▽定年後も70歳までは業務委託契約で働き続けられる制度を導入――などの措置を取ることが努力義務化された。日本マクドナルドも年齢や性別などを問わない採用方針を打ち出し、クルーに定年は設けていない。
2021年4月,日本正式实施《高龄者雇用安定法》修正案,要求企业必须努力落地如下措施:1.废除定年制度(劳动者达到一定年龄时终止劳动关系的法律制度);2.退休年龄涨至70岁;3.引入退休后到70岁,依然可以签订业务委托合同继续工作的制度。日本麦当劳也采取了不问年龄和性别的雇佣政策,不对店员设置退休年龄。
内閣府が20年1月に実施した意識調査では、収入のある仕事をしている60歳以上の36・7%が「働けるうちはいつまでも」と回答。「75歳ぐらいまで」「80歳ぐらいまで」も合わせると6割強となった。働く理由では「収入がほしい」が45・4%で最多だった一方、「体に良い。老化を防ぐ」23・5%▽「仕事が面白い。知識が生かせる」21・9%▽「友人や仲間を得られる」4・4%――など生きがいや健康作りの回答も目立ち、高齢者も働きやすい環境整備が求められている。
在内阁府2021年1月实施的意识调查中,有36.7%的60岁以上有薪工作者回答“能工作就要一直工作下去”。若加上回答了“工作到75岁”和“工作到80岁”的调查对象,已经占据总数的六成以上。而他们工作的原因最多的是“想要一份收入”,共有45.4%的人选择了这一答案。此外,还有很多答案围绕着生存意义和身体健康:23.5%的人选择了“对身体好,预防变老”,21.9%的人选择了“工作很有趣,能活用自己的知识”,4.4%的人选择了“能交到朋友伙伴”,可见日本政府目前应该重点着眼于创建更方便老年人工作的社会环境。
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