日语文学作品赏析《「文壇波動調」欄記事 (その四)》
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月評といふ仕事は、せめて一年は続けて毎月やらなければ、纏つた仕事にはならないだらう。一と月だけポツンとやつたんではしかたがない。今月感心した作家でも、来月は感心しないかも知れない。その反対の場合もある。
勿論月評家の批評が、一人の作家の浮沈を決定するとは思はないが、公平を期する上から云へば、きまぐれに、若い作家などの作品を云々することは慎むべきだ。
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しかし、「街」といふ同人雑誌に「トロイの木馬」一幕を書いてゐる坪田勝氏は、若い人だとは思ふが、有望な作家だ。戯曲といふものゝ本質をつかんでゐる点で、稀に見る劇的才能の所有者だ。それにしても、将来、「上手な台本作り」にならなければいゝが。
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今後、断然、月評だけはしないつもりである。縁もゆかりもない人のことを、褒めたり貶したりするのは、よつぽど面白くでもなければ、苦労ばかり多くて、所詮引合つた仕事ではない。(以上岸田)
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