今月31日の衆院選へ向け、渡辺謙(61)、小栗旬(38)、菅田将暉(28)ら人気芸能人14人が投票を呼び掛けるユーチューブ動画が話題になっている。ツイッター上に「私も賛同します」というハッシュタグがつけられるなど投じた一石の反響は大きく、タレント坂上忍(54)はこう言った。

渡边谦(61岁)、小栗旬(38岁)、菅田将晖(28岁)等14名当红艺人呼吁民众对本月31日的众议院选举进行投票的Youtube视频成为了热门话题。在推特上加上“我也赞同”的话题标签等试水行为引起了巨大反响,演员坂上忍这样说道:

「とっても良いことだと思いますし、なにより市民による自主制作っていうところが賛同を得やすかったんだろうな」

“我觉得是件非常好的事,而且更重要的是,由市民自己来决定应该更容易获得赞同吧”

日本では芸能人の政治的発言は業界でタブー視されて、控えるようタレントに呼び掛けるプロダクションもあるなか、今回は「VOICE PROJECT 投票はあなたの声」という、どの政党や企業にも関わりのない市民による自主制作プロジェクトが芸能人の賛同を得たようだ。

在日本,艺人发表政治言论被视为圈内禁忌,也有不少经纪公司呼吁艺人谨慎发言,在这种环境下,这个名为“VOICE PROJECT 投票代表你的心声”,让与任何政党、企业都毫无关系的市民自主决定的企划看来还是得到了艺人们认同的。

タレントのカズレーザー(37)は「なんでこんな暗い感じなのかな。まっすぐカメラに向かって淡々としゃべる、つまんなくないですか」などと言い、効果に疑問符をつけているが、菅田将暉は、若者世代の投票率が低いことにこう言った。

艺人Kazulaser(37岁)对企划效果提出了质疑:“(这个视频)为什么让人感觉这么消极呢?直直地对着镜头淡漠开口,不无聊吗?”,菅田将晖对于年轻一代投票率很低是这样说的:

「そんなに少ないんだ、みたいなことは驚いたし、その中の一人でもあるよな、俺」

“原来参与投票的人这么少啊,这让我很惊讶,不过我也曾是其中的一员呢”

ロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカル、Taka(33)はこうだ。

摇滚乐队“ONE OK ROCK”的主唱Taka(33岁)说:

「政治のことなんて興味なかったし、それだけ僕はすごく幸せな環境で生きてることができたんだなっていうのを今になって実感します」

“之前我对政治不感兴趣,现在才真切感受到,正因为有投票,所以我才能生活在一个非常幸福的环境里。”

■「僕らのできる第一歩」

■“我们能够做到的第一步”

ローラ(31)は「無関心っていう気持ちをまず一歩踏み出して行動にする。自分にも責任があるんだっていう気持ちを持って、足を踏み出すことがすごく大切なのでは」とし、小栗は「僕らのできる第一歩」などと続けた。

Rola(31岁)说:“首先要从漠不关心的态度中走出来,付诸行动。怀着自己也有责任的态度踏出第一步是非常重要的”,小栗旬继续她的话说道:“我们能够做到的第一步是...”

某芸能プロ幹部が言う。「いずれも、とても勇気のいる行動だったと思います。芸能人が何か政治的なことを言うと、おまえが言うなの批判が即、上がってくるし、反論したら反論したで、そういう色がついてしまい、業界内で色眼鏡で見られてしまう。言論の自由といったって、言ったら言ったで酷い目に遭った例はいくらでもあります」

某位经纪公司领导表示:“这些都是非常需要勇气的行动。艺人一旦发表了政治言论,让你闭嘴的批评声就会立即出现。反对就反对吧,但一旦被戴上了那种帽子就不容易摘下,也会被圈内人拿有色眼镜看待。尽管说是言论自由,但说是这么说,被不公对待的例子并不少见”

安倍政権に近いとされる東京高検検事長の定年問題で、検察庁法改正に抗議意思を示す活動がSNSで広がった際、同調したきゃりーぱみゅぱみゅ(28)が叩かれ、「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグを削除。「影響力あるから発言するな、勉強してないくせに」という声に対し、東ちづる(61)が「うーん。勉強してないと思うような発言には影響されないと思う」とコメントしただけで炎上する騒ぎに。昨年5月のことだ。

由于和安倍政权关系密切的东京高检检察长的退休年龄问题,社交平台上曾展开了一场抗议修改检察厅法律的活动,当时随大流一起抗议的竹村桐子(28岁)就曾遭到抨击,并删除了“#抗议修改检察厅法律”的话题标签。对于“有一定影响力就不要随意发言了,明明什么都不知道”的批评声,东千鹤(61岁)仅是因为评论了一句“嗯。我认为人们是不会被没有经过思考的发言所影响的”,便被网友炮轰了。这是去年5月的事。

コロナ禍での問題行動がバッシングされた石田純一(67)は2015年、安保関連法案への抗議集会に参加したら仕事を干されたことも。業界にはこうした「物言えば唇寒し」といった事例が枚挙にいとまがない。業界事情に精通する広告プロデューサーはこう言う。

因新冠疫情期间的问题行为而受到抨击的石田纯一(67岁)在2015年,参加安保相关法案的抗议集会后也曾一度没有工作。演艺圈像这样“祸从口出”的事例不胜枚举。通晓圈内情况的广告制片人表示:

「政治的発言をするなという意図は、テレビを中心に、スポンサーの顔色を常にうかがわなければ仕事にならないという意識があるからでしょう。欧米とは違います。テレビが弱体化する現在、選挙CMだけでも局にとって大事なお客さまですから、変な色のついたタレントはますます敬遠しがちなのはたしかです」

“不准发表政治言论的原因应该是因为围绕电视展开工作的人意识到了如果不经常看赞助商脸色行事的话,工作是无法顺利完成的吧。这与欧美国家不同。在电视影响变弱的现在,对于电视台而言,就算只是一条选举广告也是很重要的客户,所以有争议的演员确实越发容易让人敬而远之。”

小栗の言った「僕らのできる第一歩」とは、そうしたリスクを負いつつ、同調圧力、業界の不文律に風穴を開けてやるという覚悟のはず。この一歩が芸能界と政治の距離を確実に変えつつある。

小栗旬所说的“我们能够做到的第一步”,就是在背负着那样风险的同时,要有顶着一致性压力,打破圈内不成文规定的觉悟。这一步确确实实在改变着演艺圈与政治之间的距离。

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