これではせっかくの日本食が台無しだ。醤油で真っ黒になったご飯を食べながら、「日本食は本当に体に良いよね!」と語るフランス人を見ていると、何とも残念な気持ちになる。

这样感觉上就全部浪费啦。看着边吃着全黑的酱油拌饭边说“日本料理对身体真是很好呢”的法国人,总有那么点遗憾的感觉。

なぜ、このような食べ方をするのか。それは、彼ら外国人が日本食の「食べ方」を知らないからである。フランス料理ではアントレ(前菜)→メイン→デザートのように、一つずつお皿を片付けるのがマナーだが、日本はご飯と汁物、主菜をバランスよく減らしていくのがマナー。ご飯に味がついていないのも三角食べをすることを最初から考慮しているからだが、フランス料理のように日本食を食べられてしまっては塩分過多で身体に毒である。そもそも日本食は新鮮な素材のそのままの味を楽しむものであり、フランス人のように何にでも醤油やソースをドボドボとかけられれば、それはもう本来の“和食”とは言えなくなってしまう。

为什么要用这样的吃法呢,正是因为外国人不知道日本和食的“食法”。在法国料理中有这样的用餐礼仪顺序“前菜→主食→甜品,吃完一道收走一道菜”,但是在日本的话,是米饭,汤,主菜一起吃的用餐礼仪。没有味道的米饭也是因为一开始考虑到需要三角食べ(按米饭,汤,主菜的顺序吃饭),如果像法国料理那样吃日本料理的话,身体摄入过多盐分会导致中毒。而且日本和食需要好好品味新鲜素材本身的味道,若吃什么都要使劲的倒酱油进去,那本质的“和食”就消失了吧。

農林水産省のホームページでは、「和食の特徴」として以下の四点が挙げられている。

・多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重

・栄養バランスに優れた健康的な食生活

・自然の美しさや季節の移ろいの表現

・正月などの年中行事との密接な関わり

在农林水产的网站主页中有以下四点“和食的特征”。

・各种新鲜的素材和尊重食材本身的味道

・营养均衡的健康食生活。

・自然之美,季节变迁的表现。

・密切关联春节等一年中的节假日

実際のところ、日本食のこれらの特徴を理解している海外の人はごく一部に限られるように思う。

实际情况是,能真正理解日本食文化这些特征的外国人仅仅只有一部分。

日本食が世界遺産に登録されて以降、「何を日本食と定義すべきか?」という点が日本では議論されていたが、もっと他に世界に向けて発信すべき日本の食文化があるのではないか。食を文化として世界に広げるというのは、言葉で言うほど容易いことではない。

对已经是世界文化遗产的日本和食来说,虽有提出议论“该怎么定义日本和食?”,但要做的,是不是应该向全世界更多的发出正确的日本食文化信号呢?要将食文化在世界上广泛流传,并不是用语言这么简单就能够了解的。

「食する」とは、文化を味わうということ。

“吃”这件事情,就是品味文化。

外国人には日本食といっしょに、和食マナーの違いや四季折々の味など、文化もいっしょに味わってもらいたいと切に思う。

对外国人来说,学习与自己国家食文化不同的日本用餐礼仪,度过四季变迁,同时一起品味文化也是很重要的事情。

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