――とくに大友監督らしいこだわりを感じたシーンってありますか?

生田斗真:人の脳内を映像化するところは、ちょっと恐ろしさすら感じるくらいのリアルさでした。そこに映し出されるのは、あくまで人が見た記憶なので、現実のものとはまた違うんです。だから、すごくきれいな景色でも見る人によっては地獄だったりするし、すごく優しそうな人が鬼みたいに見えることもある。それがこの映画の本質かなと思いました。

――有没有哪场戏让你感到大友导演特有的讲究?

生田斗真:将人的脑内影像化的那一部分,真实到让人感到有些可怕。影像化的毕竟是人看到的记忆,与现实中的事物还是不一样的。所以即便是很漂亮的景色,在有些人看来也有如地狱,很和蔼可亲的人也像恶鬼一样可怕。我想这就是这部电影的本质。

――監督は生田さんのことを「小手先のテクニックではなく、役に憑依していくプロセスを大事にする役者さん」だとおっしゃっていました。現場でも演技について意見を交わしたりしましたか?

生田斗真:直接そういう話はしなかったですね。監督は僕を孤独にしようとしていた部分があって、あまり密になりすぎないようにしていたと思います。でも、シーンが終わるごとに「いや~、いいねいいね」と言ってくれていたので、毎日充実して満足しているのが伝わってきました。

――导演曾评价您是一名不取巧,重视融入角色的演员。在拍摄现场你们也会就演技交换意见吗?

生田斗真:我们还是不会直接谈论的。因为导演想让我保持孤独感,所以不会跟我太亲密。不过每次拍完一段戏后他总会跟我说“哎呀,不错不错”,他那种每天都很充实很满足的心情能够传递给我。

――ご自身としては、役に入っていくときってどんな感覚なんですか?

生田斗真:すごく簡単な言い方をすると、“自分をだます”というか……。自分は薪なんだってことをすり込んでいく感じです。どこかに自分の色を出したいっていうよりも、なるべく自分から役に近づいていきたいという気持ちがあります。

――您要进入角色的时候是什么感觉?

生田斗真:简单来说,就是要欺骗自己...深信自己就是薪的感觉。总之比起在角色中凸显自己,我更希望主动去接近角色。

一度足を踏み入れたらなかなか抜け出せない世界

一旦踏入就会让人沉迷其中难以自拔的世界

――その感覚が、俳優の仕事の魅力でもあるのでしょうか?

生田斗真:自分じゃない誰かの人生を過ごせるっていうのはすごく魅力的ですよね。一度足を踏み入れてしまったらなかなか抜け出せない世界だなと思います(笑)。

――这种感觉也是演员这个职业的魅力所在吗?

生田斗真:能经历他人的人生还是很有吸引力的。我认为演员是个一旦踏入就会让人沉迷其中难以自拔的世界(笑)。

――年齢とともに、作品に対する思いって変わってきていますか?

生田斗真:まず、いただく役柄が変わっていますよね。何年か前だったら、『秘密』では岡田将生くんが演じた青木を演じていたと思うし、『グラスホッパー』だったら後輩の山田涼介くんが演じた役だろうなと思う。そういう意味でも年齢とともに変わっていくし、つねに先を行っていたい、革命家でありたいという思いはどこかにあります。20代の頃は勢いでワーッと駆け抜けられたけど、30代になると技術的なことや知識も要求されてくる。それにしっかりと応えながらも、それだけじゃないっていう多面性は持っていたいです。

――随着愈发成熟,你对作品的看法有所改变吗?

生田斗真:首先,我接到的角色跟以前不一样了。几年前的话,在《秘密》里我想我会演冈田将生君饰演的青木,《蚱蜢》里可能就会演后辈的山田凉介君的角色。这样来看的确是随着年龄增长有所改变,我想成为永远走在前面,想成为革命家。20多岁的时候一鼓作气冲了过来,但到了30岁以后对技术性的东西和知识的要求也越来越多。我想一边积极应对,一边展现出除此之外的多面性。

――ご自身が先に進んでいくなかで、後輩や年下の役者さんのことはどう見ていますか?

生田斗真:今回共演した岡田くんも松坂桃李くんも、山田もそうですけど、年下とか関係なく俳優として尊敬できる人たちです。なので何かしてあげるというより、一緒にがんばらないとっていう感覚ですね。ただ、年下の俳優に相談されることは増えたので、それは僕の経験値から言えることがあれば教えてあげたい。人に話しているうちに考えの整理がつくこともあるので、話を聞いてあげるだけでもいいのかもしれないですしね。

――您自身在演员道路上前进的同时,对后辈和年轻演员们有什么看法?

生田斗真:这次跟我共演的冈田君、松坂桃李君还有山田君,都是值得我尊敬的演员,这跟他们的年龄无关。所以比起为他们提意见,我觉着我们更需要一起努力才行。不过,年轻演员像我请教的时候越来越多,如果根据我的经验能给他们提出建议的话,我很乐意告诉他们。在与人交谈的过程中自己会进行思考的整理,所以倾听别人的困扰也是不错的。

――完成報告会見で、生田さんは「この作品が、日本映画を次のレベルに持っていくひとつの要因になれば」とおっしゃっていましたよね。それくらいの自信作になったということですか?

生田斗真:調子に乗ったことを言っちゃいましたけど(笑)、本心です。なかなかハリウッドみたいに時間とお金をかけることはできないけど、僕らにできること、僕らにしかできないことってあると思います。この映画だってハリウッドに負けてないんじゃない? って思います。僕自身、見終わった後すごいものを見たなっていう満足感があったし、本当に誰かの脳内を見てたんじゃないかっていうくらい、映画の世界を体感した気持ちもあって。お客さんもきっとグッタリすると思いますよ。軽い気持ちで映画館にフラッと入ったら、きっとえらい目に遭うんじゃないかな(笑)。

――看过完成报告会后,我听您说了“这部作品可能会成为将日本电影带入次世代的重要因素”,这说明了这是一部值得您如此赞美的自信作吗?

生田斗真:虽然是我脑子一热说出来的话(笑),但也是我的真正想法。虽然我们没法像好莱坞一样花费大量时间和金钱去制作,但里面蕴含着只有我们才能创造出来的东西。我想这部电影不会输给好莱坞的大制作。我自己看完成片后也有种享受了视听盛宴的满足感,让我真以为自己看到了别人的大脑,有种亲身体验电影世界的感觉。我想观众看完后也一定会有种精疲力竭的感觉。没做好十足的准备就进入影院,也许会尝到苦头的(笑)。

电影简介:秘密 THE TOP SECRET

被害者の脳に残った記憶を映像化し、迷宮入りした事件を捜査する警察庁の特別機関「第九」。室長をつとめる天才—薪剛(生田斗真)のもとに新人捜査官の青木一行(岡田将生)が配属された。

新人の青木は、死刑囚の脳の記憶を見て、行方不明の少女を探す捜査にとりかかる。脳内捜査を進めると、事件を根底から覆す驚愕の真犯人が現れた。さらに、事件は次々と連鎖し、決して触れてはならないとされる日本を震撼させた、貝沼事件へとつながっていく。

そこには、今は亡き薪の親友、元「第九」捜査官鈴木(松坂桃李)が、自分の命と引き換えにしてまで守ろうとした「第九最大の秘密」が隠されていた。

将被害者脑中残留的记忆影像化,搜查陷入迷宫的事件的警察厅特别机关“第九”。被配属到天才室长—薪刚(生田斗真)身边的是新人搜查官青木一行(冈田将生饰演)。

新人青木看到死刑犯脑内的记忆后,着手寻找下落不明的少女。随着脑内搜查的进行,事件出现了惊天大逆转,真凶浮出水面。而且,事件相互联系,最终指向了震惊日本的禁忌的贝沼事件。

事件的尽头,隐藏着薪已逝去的挚友—原“第九”搜查官(松坂桃李)铃木拼上性命保护的“第九最大的秘密”。

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