ラテン系の人にすれば相手の人間の評価は最初はゼロなのです。 人というものをまったく信用していない。 自分もいいかげん、相手もいいかげん、信用なんて出来ないのです。 だから「時間守ってきちんときたがな」と見直して、プラス一点。 商談の前にちゃんとサンプルを持ってきたら「へぇ、なかなかやりまんな」ということでまた一点。 そのあと接待すれば「なんやええ店で食べさすな」と、またまたプラスされるわけです。

就拉丁人来说,对别人的评价开始是零。完全不信任人这种生物。自己也靠不住,别人也靠不住,没有什么可信。因此如果“对方守时来了”就加一分。商谈前把样品准备好带来,“哎,真行嘛”又加一分。之后的接待也让人觉得“哦,挺不错的店嘛”,这样评价再次上升。

ところが日本人は、最初から相手を信用してしまう。 時間は守る。商売のルールも守る。 真面目で、それを相手にも求めてしまうのです。 だから相手が時間を守らないと減点です。 サンプルもってこいといったのに、もってこないで明日届けるだと?また減点。 外国へ行ってそんな期待をしても無理なのに、やっぱり期待をしてしまうのです。人がいいというか、損をしやすいという短所にもなります。

可是,日本人一开始就会相信对方。守时、守商业规则、认真,并且要求对方也一样。因此,要是对方不守时就要扣分了。明明叫你把样品带过来,却不带还说明天寄来?扣分。到了外国明明知道再期待也没用,可还是会有所期待。该说是人好还是什么呢,总之是容易受损的缺点。

さて京都人ですが、日本文化の伝統を担うこの町はというと、これがプラス思考なのです。 最初はどんな客か、どんな紳士か、そんなことはわからない。 一見さんはゼロですからおことわり。 でも、だんだん時間を費やしてプラスを増やしていけば最後は心地よい信頼を得ることができます。 そのために、お客も苦労するのです。

再来说京都人,这个肩负着日本文化传统的城市,也是加分式的思考。一开始不管什么客人、什么绅士的,初次见面的人都是零分都要谢绝。不过,花费时间不断加分,最后就能愉快的信任对方。为此,客人也要多劳了。

虐げられても都を守り通した京都人は、自分を守る、ということに敏感です。 ダイナミックな身体で踊りまくる褐色のラテン美人と、向こう側が透けるほどに白い京おんなの端正なきもの姿とでは、共通点はなにもありませんが、個人主義と「自己防衛」といった点は、しっかり両者に根付いていて、プラス思考を呼び起こさせるのでしょう。 信頼とは大事なものです。それだけに簡単に築き上げることのできるものではないのです。

即使被欺负也要贯彻京都魂的京都人,对于保护自己很敏感。生气勃勃的舞动身体的褐肤拉丁美人,白皙透明得仿佛能透过去的京都端庄的和服美女姿态,两者虽然没有什么共同点,不过在个人主义和“自我保护”上,两者都是根深蒂固,在加分思考上应该能产生共鸣吧。信任是一种重要关系。并非仅靠此就能简单构建的。

かけひきにおいて京都人が長けているのも、プラス思考がうまく働いて、最初はゼロから出発するという習慣が身についているからかもしれません。

京都人擅长做买卖,是因为加分思考在起积极作用,和人交往一开始都从零开始的习惯吧。

7月,让我们去秋叶原、东京迪斯尼吧!

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